2018年06月07日

須賀敦子詩集から 「主よ 一羽の鳩のために」

須賀敦子の詩集が発見され、この3月に河出書房新社から刊行されたという新聞記事をよんでさっそくアマゾンに注文した。
その帯にはこう書かれていた。
30歳の日々、ローマでひとり呼びかけつづけた「あなた」への魂のことば ―
没後20年にして新たに発見された詩稿は、須賀敦子が詩人であったことをあきらかにした。祈りと慰めの韻律は、静かに、そして深く、心をゆるがす。

ぼく自身は信仰についてなにも知らないまま、信仰ある人々は常に内心で主に話しかけているのではないかと想像している。祈ることは勝手な欲望を訴えることでなく、まずもって語りかけること、答えを期待しないままに思いを伝えること、それによって結果的に自分を律することではないだろうか。(池澤夏樹「解説」より)

いい詩がたくさんあるけれど、やはりこの詩集の標題となった「主よ 一羽の鳩のために」を含「同情」という詩がいちばんいい。
同情

つめたい秋の朝の
ラッシュアワーの停車場前
がつがつとパン屑をついばみ
せはしげに まばたきして うずまく
青、灰、緑の
鳩の波に
ひとり 背に 首をうづめて
うごかぬ おまへ
セピア色の 鳩よ。

あゝ
わらっておくれ
うたっておくれ
せめて みなにまじって
わたしを安心させておくれ。

(いろがちがうからといって
なにも おそれずとよいのだ。)

主よ 一羽の鳩のために
人間 が くるしむのは
ばかげてゐるのでせうか。

ヴィクトリア・ステーションにて 1959/9/7

(もつことは)

もつことは
しばられることだと。

百千の網目をくぐりぬけ
やっと
ここまで
ひとりで あるいてきた私に。

もういちど
くりかへして
いひます。

あなたさへ
そばにゐて
くだされば。

もたぬことは
とびたつことだと。

1959/6/25


あとの詩は、わたしに須賀敦子を紹介してくれた人にすすめたい詩である。

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2017年02月04日

教会ホームページを活性化するための10の原則

1.教会が活性化すればするほど、教会ホームページも活性化する。そうでない場合、つまり教会ホームページは活性化しているが、教会は沈滞しているという羊頭狗肉なケースも「あり」。教会ホームページが教会を活性化することもありうる。
2.教会の建物や設備よりも、そこにどれだけ「信仰の喜び」が表現されているか、それを読み取れるホームページでありたい。
3.教会ホームページは、教会メンバーを対象とするのではなく、キリスト教を知りたいという人、教会を知りたい、行ってみたいという人の「目線」で表現され、そのニーズに親切に応えるものでありたい。
4.その教会ホームページの、ほかにはどこにも書かれていない個性的でユニークなコンテンツこそが《たから》である。どこにでも書かれているようなことは書かれているどこかとリンクをはればいい。
5.教会の信徒の《いきざまと信仰》があふれ出ている、この教会に行ってこの人と会ってみたいと思わせるような内容をあふれさせよう。
6.教会と地域との関係を表した記事も貴重な《福音=good news》である。町おこしや地域行事への参加、地域で活躍している人の紹介など。その地域を知るために調べているうちに教会ホームページに迷い込んでしまったというケースが生じるのが理想的である。
7.たとえば、キリスト教や信仰についての質問が投稿されるとする。それに神父さんだけが応えるのではなく、いろいろな人があれこれと異なった答えをできるシステムがあったらいい。
8.教会で行われている「入門講座」と連動しているホームページでありたい。
9.他の教会ホームページで行われていること、かかれていることを自分の教会でもやってみて、リンクを張る。他の教会のコンテンツもあたかも自分の所のもののように取り込むというのがかしこいやりかたである。
10。教会ホームページに笑顔の写真を溢れさせよう。人の顔をぼかしたり、顔のない写真をアップするのは《愚の骨頂》である。プライバシー恐るるに足らず。
11.ホームページに掲載する記事を主任司祭の事前検閲制ではなく、アップしたらそれをチェックするというし事後報告制にする。
12.その教会の独自なテーマがあったらいい。たとえば「家族」たとえば「教会と音楽」たとえば「祈り」。そのことを知りたいならそのホームページにいけばいいというふうになったらいい。リンク集だけでもいい。たとえば「キリシタンを主人公とする小説リンク集」みたいなもの。http://blog.nyumonkouza.net/?p=1272

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2016年09月29日

「福音み〜つけた! 中学編」の内容は?

あなたは次のことについてどのくらい知っていますか?
□幸運ハンス          
□高山右近          
□ペトロ岐部     
□イルマン・ロレンソ      
□コルベ神父         
□高村光太郎「クリスマスの夜」
□ルイス・アルメイダ      
□坂村真民          
□ダミアン神父
□M.F.パワーズ「あしあと」   
□W.バークレー「祈りの法則」 
□教皇フランシスコ「五本指の祈り」
□金子みすゞ「みんなを好きに」 
□シルバスタイン「おおきな木」 
□レディ・ガガ「BORN THIS WAY」
□まど・みちお「ぼくがここに」 
□晴佐久昌英「病気のときは恵みのとき} 
□吉野弘「生命は」
□佐藤初女と森のイスキア    
□水谷修           
□ルビー・ブリッジズ
□セヴァン・スズキ       
□ホセ・ムヒカ        
□マララ・ユスフザイ
□島秋人            
□「モモ」の時間どろぼう    
□ファン・ディン・・ソン「涙の理由」
□レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー} 
□クリストファー・ロビンちゃんの「夕べのお祈り」

もしも「まったくしらない」が10以上、「よくしらない」が10以上、「知っているけれどもっと知りたい」が10以上あったら、あなたには「福音み〜つけた! 中学編」を買って読むことをこころからオススメいたします。読んだらとても幸せな気持ちになること請け合いです。
もしも「全く知らない」がほとんどない、「知っているけれどもっとよく知りたい」が20以上あったら、あなたはこの「宗教」の授業を生徒と一緒に楽しむためにこの本を心からオススメします。
もしも「全く知らないし,知りたくもない」というのが10以上あったら、そんなあなたにこそこの本を読んでいただきたいのです。あなたの感じ方考え方を根底から変えてくれるはずです。
パンフレット表4.jpg

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「福音み〜つけた!−『宗教』『倫理』を考えるために」できました!!

 日本カトリック教育学会という学会があります。私はその学会の理事を今年の8月まで務めておりました。また紀要の編集委員をあと1年務めます。
 そのカトリック教育学会が6年ほど前に「特別企画」を募集していたので、カトリック学校の中学高校の「宗教」や「倫理」の授業、大学の「キリスト教学」などの教材集や副読本を作るというのを提案したところ、採用されました。
 学会員にアンケートを取ったり、テーマを決めて執筆依頼をしたり、原稿をそろえるのも大変でしたが、原稿が出そろったところで、現場に担当教員たちにどれを優先して掲載すべきかの「評価」をお願いしたりとあれこれをしているうちに6年がたちました。有能な方なら集中的にやればおそらくこれは1年でできたかもしれません。
 現役リタイヤ後の仕事とはいえ、処理能力は現役時代から格段に落ちている愚図でのろまな作業で、学会の理事や学会員の皆様に、やきもきはらはらさせながらの編集作業でした。
 でも、ようやく発刊にこぎつけました。「満を持して」のお届けとなりました。ぜひぜひお読みください。
 当初、中学高校用の授業での副読本として作られていますが、これはそれ以上にクリスチャンの大人のために、いや一般の若者や大人のためにも「豊かな福音」となるはずです。

本の定価ですが、
「福音み〜つけた! 中学編」600円(税込み648円)
「福音み〜つけた! 高校編」800円(税込み864円)
送料はメール便で1セット200円です。
 
ご注文は
1.一般書店で「日キ販」扱い「燦葉出版社刊 『福音み〜つけた!』」を客注してくださるのが、一番いいのですが、手元に入るのに一寸時間がかかりますが、これだと送料がかかりません。
2.燦葉出版社に電話やファックスでご注文ください。
燦葉出版社 〒103-0023 東京都中央区日本橋4-2-11 電話 03-3241-0049 Fax 03-3241-2269
これだと送料の1セット200円がかかります。
3.amazon でも注文できるように準備中です。できるようになったらお知らせします。
パンフレット表1.jpg
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2016年07月20日

ガビチョウの美しいおしゃべり

 最近ここ鎌倉十二所で、えらくおしゃべりで美しい声の鳴き声を耳にします。
何の鳥か気になっていたのですが、野鳥の鳥の鳴き声の中には見つからなかったのですが、どこかでガビチョウの話を聞いて、調べてみたら、これでした。



 どうです。実におしゃべりな鳥でしょう。
 この鳥はベトナムあたりの鳥でペットとして輸入されておいたのが、野生化してこのあたりに生息しているらしいのです。だからこれは野鳥として認められていないから、野鳥図鑑には載っていないのだそうです。
 実に豊かな七色の声を持ち、他の鳥のまねも上手らしいです。ウグイスのホーホケキョも上手です。他に、シジュウカラ、キビタキ、サンコウチョウそしてセミのツクツクボウシの声を真似ることも報告されています。
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2016年02月25日

NATIONAL GEOGRAPHIC の聖マリア特集

自然地理の世界的な雑誌「NATIONAL GEOGRAPHIC」の2015年12月号の特集は「聖マリア 世界で最もパワフルな女性」というタイトルであった。

マリア特集.jpg

地理の雑誌がなぜマリアを特集するのかと不思議に思ったが、それはこのページを開いてみたら納得した。

聖母1.jpg
聖母2.jpg

つまり、紀元40年から聖母マリアが出現したといわれる2000カ所の地図である。
こんなに世界中に出現しているんだと圧倒される。
日本にも3カ所が示されている。一つは涙をながされたといわれる秋田の聖母、あと一つは津和野の乙女峠の殉教の時に三尺牢に閉じ込められた和三郎の前に現れたとされているあれだろう、でもあと一つは東京にあるが、これはいつのことでどういう現れ方をしたかわからない。
圧倒的なのはフランスのルルド、ここは「奇跡の大量生産」と書かれている。7000件近い治癒の例が報告されているが、ヴァチカンが認定しているのは69件だという。

この記事では、マリアが出現されたといわれるその場所を訪ねて、客観的にレポートをしている。フランスのルルドやポルトガルのファティマ、メキシコのグアダルーペ、ボスニア・ヘルツェゴビナのメディゴリエ(ここは司教が認定していない)そしてルワンダのキベホの聖母などを訪ね人々の巡礼の様子や出現を見たとされている人のインタビューを試みている。
1980年代ルワンダで3人の少女の前に現れた聖母マリアは大量虐殺が起きると予言した。フツ系住民がツチ系住民を襲撃し、多くの人々が殺害されたのは1994年のことである。

聖母マリアの出現などを詳しく記載しているサイトがここにある

なかなか面白い記事だった。
そういえば NATIONAL GEOGRAPHIC は2015年8月号で「教皇が挑むバチカンの改革」という特集も作っている。こちらもよまなくっちゃ。

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2015年01月11日

わが、骨折、入院、手術、松葉杖、リハビリ体験記

2014年12月29日に亀甲山の坂を駆け下りようとして、ぬれたマンホールのふたに足を取られ滑って転んでしまいました。結果は足首脱臼骨折。

実は骨折事故を起こしたときに駆け込んだのは近くの病院でした。でもそこでは手術ができなかったために、そこでギブスをしてもらい、松葉杖のかんたんな講習を受けて家に帰されました。ベッドルームが2階にあるために2階に上るのが大変でした、後ろ向きに階段に座り、腕と右足を使って一段ずついざり上がっていくことで大変な思いをして階段を上がりました。

松葉杖を借りました。松葉杖を使用するにあたり、注意を受けたことが2つありました。それは体重を支えるのは両腕であり、脇で支えてはいけないということと、けっして骨折した左足に荷重を加えてはいけないということでした。
実際使ってみるとそれはよくわかります。脇で支えることなんてできるわけがありません。

近所のその病院では手術ができないというので、手術のできる病院を紹介してもらいました。ところが年末、大きな病院はすでに休みに入っていました。やっと今いる病院がみつかりました。ここは30日午前中の受信が可能だということでさっそく30日の朝弟に頼んで車で送ってもらい、受診しました。

前の日にはめられた仮のギブスをとって、レントゲン写真を見ながら整形外科医のドクターはわたしの足首をさわったあといきなり「えい!」とばかりに足首をねじります。あまりの痛さに「ぎえーっ、イテテテテ−」と悲鳴を上げてしまいましたが、それを何度か繰り返し、そのたびに悲鳴を上げながら、だいぶたって「これでよし」といってすぐに今度は前よりも堅く固定してギブスを巻き始めました。
骨折した部分がうまく接合しないうちに固定してしまうとまずいので、できるだけ折れた部分が前の状態のように接合した上で固定する必要があるわけです。
レントゲン写真をみてそのドクター「よし、うまく固定できた」と満足そうでした。

でも「手術は年明けの6日までできないので、それまで入院してもらいます」ということで正月を病院でむかえることとなりました。昨日も痛くてあまりねむれなかったけれど、この日も同じような痛さです。でも耐えられないほどではなかった。
基本的には移動は2本の松葉杖です。最初はなれずにあぶなっかしかったものも、だんだん慣れてきました。

さて運命の手術の日です。何でも金属製のプレートを折れた部分にビス留めして固定する手術なんだそうです。
下半身麻酔で行うということでしたが、意識がはっきりしているというのもなんだしというので意識がもうろうとする薬を処方してもらいました。
手術は1時半から、麻酔医と整形外科医、看護師が二人という態勢の手術でした。
麻酔は背中から脊椎へ注射するのだそうですがその前に痛み止めの注射をするのですが、「この痛み止めの注射がいちばんいたいんだな」と看護師殿がもらしていましたが、笑うに笑えず。
気がついたら3時半頃、手術は終わっていました。
でも下半身は麻酔がきいていて感覚もなく、動かすこともできません。

問題は10時頃。麻酔が切れてくるとともに痛みがこみ上げてきます。それがじんわりじんわり、じんじんじんじんとくるのです。波状的だったらまだしもずーっと同じ痛みが果てしなく続く感じです。これはつらいです。何度も寝返りを打って少しでも楽な姿勢をとおもうのですが、どこも同じです。
ついに堪え切れずにナースコール。痛み止めの
座薬をうってもらいました。

私は前に「尿路結石」で苦しんだことがあります。あのときも痛かった。あれは文字通り七転八倒です。でもあの痛みは波状的でした。あちらの方が痛かったような気もします。実際あのときは耐えられずに救急車を頼みました。しかも救急車が待ちきれず外に出てもだえながら救急車が来るのを待っていたくらいです。「患者はどこですか?」「わたしです。わたしです。う〜」
救急士だったらこれは結石だなってわかったのでしょうね。受け入れ先の病院を探しましたが、結局すぐ近くの病院に運ばれました。ものの1分とたたない搬送でした。
翌日見舞いにきた友人は「世界でいちばん短い距離を救急車に乗った人」とか「七転八倒したらつく距離」とかいわれました。

あれが七転八倒なら今回のは輾転反側、これは必ずしも痛みの表現ではなく、悩みや不安で寝られずに何度も寝返りを打つ様のことを言います。でもやはりこんな感じです。
今回は座薬がきいてきたのかなというそのとき思いつきました。そうだこの痛さを Facebook で発信してみようと。少しは痛さを忘れるかもしれないし、みんなの哀れみを乞うのも悪くないような気がしたのです。
スマホで何とか入力はできました。きました。きました。次から次へと励ましのコメントがつきました。これについては実際の Facebook の方をチェックしてみてください。結局50以上のコメントがついたような気がします。
私は一人一人のコメントに応答するのはしませんでしたが、痛みが治まってきたとかいう途中経過はメッセージとして書きました。
Facebook にはこういう使い方があるんですね。

結局ほとんどまんじりともしないうちに夜が明けました。生涯で一番長い夜だったかもしれません。Facebook のおかげですこしその長さを忘れさせてくれたような気がします。


でも朝になってだいぶ痛みが和らいできました。
朝すぐに9時頃、リハビリの担当が呼びに来てリハビリがはじまりました。

初日(7日)のリハビリは松葉杖の使い方でした。左足に荷重をかけずに両腕で体重支えるというこれまでやってきたことのおさらいでした。実はこれが一番大変だったんですね。

8日は、左足に少し荷重をかける練習をしました。それぞれの足を2台の体重計にのせて左足にどれくらい体重をかけられるのかをはかりました。この日は20kgでした。そのくらいを左足に体重をかけて歩いてご覧と言われて、やりだしました。まず松葉杖と左足を同時に前に出して少し進めます。次に右足を左足の横に持っていきます。また杖を2本そろえて、左足を20センチ前に進めます。

9日(3日目)はまず体重計に乗って左の足に荷重をかけます。今日は40キロまで力をかけても平気でした。
そうしたら、右松葉杖1本でするようにいわれました。まず左足と右松葉杖を同時に前に出します。そのあと右足を左足の横まで持っていきます。そしてまた右松葉杖と左足を同時に出します。思ったよりずっと簡単でした。
次は階段の上り下りに挑戦です。これはおっかなそうです。
「けんけんで片足上がりや片足下りをするのはまだこわいです」
と言ったら
「これもそう難しくはありません。まず上がるところからやってみましょう。
両手に杖を抱えて足と杖を揃えます。まず右足だけを一段上にあげ、その力と杖の力で左足と杖をいちだんあげて右足の横に持っていきます。こうすれば左足にそんなに荷重がかからない。また右足をいちだんうえにあげて同じことを繰り返します。
次ぎに下りです。まず杖と足を揃えて準備です。まず左足と杖を下の段に動かします。次に右足を下の段にもっていき、左足の横に並べます。次に杖と左足を一段下へ動かし、繰り返します。
ほらそんなに難しくないでしょう。上がり下りともに左足と杖を一緒に動かすのです。
最初は緩やかな傾きの階段で始め次に少し傾斜を急にしていきましょう。」
なるほど、なるほど。わりと簡単にしかもみるみるうちに上達してできるようになっていくのがうれしい。
「では病室まで右の杖だけで帰りましょう。ゆっくりでいいですからね。ドクターの了解がとれたら今日から杖1本で歩いてください。」
部屋まで着いたら
「実はもう杖なしでも歩けます。ベッドまでつえなしで歩いてみましょう。ほらできるでしょう。でもまだこれはしないでくださいね。また明日。じゃ、これで。」

自分でもこんなに回復が早いとは思っていなかった。もし一人でこれをするとなるととうていできない。たぶん、一つは失敗するのがこわいからだろう。うまくいかずに倒れ込んだりしたら、またあの痛い目に遭わねばならないからとおもうと行動は慎重にならざるを得ない。「羮に懲りて膾を吹く膾を吹く」である。
これが回復を遅らせる重要な理由の一つだ。
もう一つある。リハビリのための正しい指導法、何ができて何ができないかを知った上で次にするべきことを一つ一つできるようになるまで教えていく。これである。普通はこれがわからない。作業療法士の存在が不可欠なのである。
これはリハビリに限らないだろう。教育にしても介護にしても全く同じことがいえるのではないか。
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2014年04月23日

パンダのチョコレートボールのパッケージの奇抜さ

大井松田のブルックスで「パンダのチョコレートボール」というのを買った。パンダの表情がかわいかったからである。
これを食べてちょっとおどろいた。パッケージのなかには白いチョコボールが二つ入っていた。ということは表情豊かなパンダの姿は実はパッケージのほうに印刷されていて、中のチョコボールは白いままなのであった。
印刷されたパッケージは全部で11種類あって、どれも表情が違っていた。
さらにKALDI では「母の日のプレゼント」仕様で販売されていた。

ipp

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2011年01月20日

マクスウェルのコマの不思議

私は「おもしろ科学たんけん工房」のメンバーです。
このグループは子どもたちに科学のおもしろさを伝えるための教室を横浜で年に150回くらいの教室を開いています。
わたしはその「たんけん工房のホームページ」の担当をしています。

そのなかでもっともおもしろいアイテムの一つがこの「マクスウェルのコマ」です。

続きを読む
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2010年01月26日

メヴラーナの7つの教えとセマ

 この正月にトルコに旅行に行った友人から聞いた話です。

 トルコに滞在中にメヴラーナというイスラム神秘主義のセマという踊りを見たそうです。白い服を着た男たちがくるくるまわるだけのシンプルな踊りなのですが、やはりこれは踊りというよりは祈りなのでしょう。神から授かった恵みが世界中にくまなく行き渡るようにという願いを込めた祈りだということです。

つづきを読む
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2009年09月23日

このブログを移転していきます。

 皆さまのご愛顧に支えられながら、ブログ "Good News Collection"を、LOVELOG のサイトで展開してきました。
 始めたのが2006年6月でしたから、3年と4ヶ月にもなります。ページ数も1119ページ、1日のアクセス数もここのところなぜか急増し、いつのまにか500を超えるようになりました。これもひとえに皆さまのご愛顧のおかげでございます。

 ところで、LOVELOG の無料でつかえる容量は100MB で現在98MB を使用していますから、まもなくこの制限容量を超えることになります。
 そこで、このさいブログ"Good News Collection" を思い切って移転することにしました。レンタルサーバーを借り、そこに WordPress をインストールしてこれによって新しいブログサイトを構築することにしました。

 WordPress はオープンソースのソフトで、しかも今はやりのクラウドコンピューティングなのです。つまりホームページ上でホームページが作れるというわけです。
 この LOVELOG もクラウドコンピューティングには違いないのですが、やはりいろいろな制約があります。音声をのせてPodCasting ができるようにしたいとか、映像も乗せてみたいとか、デザインをもっと気の利いたものにしたいとか、アクセス管理をもっとやってみたいとか、拡張性に難があります。
 友人からこの WordPress の存在を教えてもらって「目からウロコ」の思いでした。「これだ!」と思ったものです。

 移転のもう一つの目的があります。前に書いたことがありますが、私は自分の教会でキリスト教入門講座を23年間担当してきました。私の夢は、インターネット上でキリスト教入門講座を開設することでした。この入門講座のサイトをこのサーバー上に併設することにしたのです。
 こちらは XOOPS というコミュニティサイトを作るためのオープンソースのソフトで枠組みを作り、WordPress で更新していくという作り方をしようと思っています。

 LOVELOG にあるコンテンツはそのまま残します。しかし、これからのページは新しいブログサイトの方に掲載していきます。
 こちらにはその冒頭の部分を掲載し、「続きを読む」として新しいサイトに誘導できるように作っていきます。

 というわけで、ますます質の高い Good News をお届けできるように努めますので、これからもご愛顧の方をよろしくお願い申し上げます。

 新しいサイトはこちらです。まだ工事中なので未完成で、コンテンツもありません。今後これがどう変わっていくか、それも見物ですので、どうぞこちらにも訪れてください。
posted by mrgoodnews at 18:35| Comment(3) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月13日

このブログのアクセスの不思議

 昨日の私のブログへの9月12日(土)アクセスはなんと訪問者数666,ページビューが1389になりました、私の中では新記録です。

 その原因は、たぶんこの「渡辺はま子モンテンルパの夜は更けて」のページへのアクセスが集中したことにあるようです。この日だけで125のアクセスがありました。
 こういう現象がおきる大きな原因は、テレビかラジオでこのエピソードが紹介され、それについてもっと知りたくてインターネットを検索したら、このブログに行き当たったというもののようです。NHKの「ラジオ深夜便」かもしれません。前にこの話を紹介していたようで、私に紹介した人もこの「ラジオ深夜便」が情報源だったようです。

 もう一つアクセスが集中しているページがあります。これはここ1週間くらい連日少しずつ(1日20くらい)のアクセスがあったものです。「逆説の10か条」というページです。こんなマイナーなページにアクセスが集中するというのはちょっとふしぎな感じです。これもきっと原因があると思います。どなたかご存知でしたら、お教えください。

 ここ何か月くらいほぼ毎日10以上アクセスがあるのは「塩トマト甘納豆」のページです。ここもなぜなのでしょうか。理由がわかりません。

 そういえば、このLOVELOG というブログのディスク容量が現在 96MB/100MB です。まもなくあふれます。あふれると有料になるので、そろそろブログのお引っ越しを考えなければなりません。
 ブログサーバーをレンタルして、そこで WordPress を使ってブログを構築中です。
 アクセス数を減らさずに、あたらしいサーバーに引っ越すのにはどうしたらいいでしょうか?
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2009年09月03日

鉄分が多い湧き水?

 前に「この水の成分は何だろう」というのを書いたことがある。

 実はこのような水が流れ出しているところが、三浦半島にけっこうあるということを発見したのである。


tetsubun3 これは、鎌倉十二所のハイランド入り口の近くである。







tetsubun2 十二所から朝比奈切り通しにいく坂道の途中にもこういうのがある。






tetsubun1 もっとはげしいのは、金沢区釜利谷の関東学院大学キャンパス下のどぶ川である。けっこうな量の水が流れ出している排水溝の所から川底が赤くなっている。その排水溝の上流にはまったくその形跡はないのに、水が勢いよく流れ出している排水溝から、川底が茶色くなっている。そのコントラストがとても鮮やかなのに圧倒される。

 こういうところが多いというのは、これらの水が流れ出すところの近くに鉄分かなにかを多く含んだ鉱脈があるということなのであろうか。
 今度は、この赤い土を持っていって、学校の化学の先生に成分鑑定をお願いするとするか。
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2009年06月20日

勝ちTプレゼントあたりました。


キリン2 「勝ちTプレゼント ご当選おめでとうございます」という封筒が送られてきました。なかには「KIRIN2009」と胸に書かれているブルーのTシャツが入っていました。サッカーの全日本のユニフォームです。なかなかステキなTシャツです。




キリン1 なんであたったかというと、缶のキリンビールなどに貼ってあるシールを送ったからでした。1口3枚で1枚のハガキに8口まで貼って出せます。今年のキャンペーン期間にはもう4枚くらい出していて、その中からあたったのでしょう。





Tシャツ 実は私たちは毎年、この期間になるとキリンの発泡酒をのみ、このシールを集めておくります。教会などでビールを飲むことがあると、せっせとこのシールをはがして集めます。
 実はこのキャンペーンの抽籤はわりとあたるのです。過去にビールのセットが1回、アテネオリンピックの時にはナップサック、更に全国おいしいものキャンペーンで2度あたったことがあります。2年に1回くらいあたる確率になっています。
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2009年04月06日

小椋桂作曲 佐藤春夫作詞「海辺の恋」のものがたり

 小椋桂の歌に「海辺の恋」という美しい歌がある。1975年のNHKドラマ「黄色い涙」の主題歌になった歌である。
 作詞は佐藤春夫である。歌を聴きたい方はこちらでどうぞ。心にしみる歌である。 

     海辺の恋

  こぼれ松葉をかきあつめ
  おとめのごとき君なりき、
  こぼれ松葉に火をはなち
  わらべのごときわれなりき。

  わらべとおとめよりそひぬ
  ただたまゆらの火をかこみ、
  うれしくふたり手をとりぬ
  かひなきことをただ夢み、

  入り日のなかに立つけぶり
  ありやなしやとただほのか、
  海辺の恋のはかなさは
  こぼれ松葉の火なりけむ。


 この歌はそのまま聞くと、少年と少女の初恋の歌かなという感じだけれど、よく読んでみると「おとめのごとききみなりき」「わらべのごときわれなりき」が暗示しているように、これは大人の恋しかも不倫の恋を詠っているという。
 この詩の背景にあったできごとは、佐藤春夫が谷崎潤一郎の妻千代を恋するという事件なのである。大正10年、佐藤春夫が29歳の時のことである。結局谷崎は妻を佐藤春夫に「譲った」。昭和5年二人は結婚する。

 佐藤春夫には「秋刀魚の歌」という詩もある。「さんま苦いか塩つぱいか。」というセリフをどこかで聞いたことがあるだろう。この詩のことばである。こちらの詩はもっとなまなましい。

   秋刀魚の歌

あはれ
秋風よ
情(こころ)あれば伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
思ひにふける と。

さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児は
小さき箸をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸(はら)をくれむと言ふにあらずや。

あはれ
秋風よ
汝(なれ)こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒(まどゐ)を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証せよ かの一ときの団欒ゆめに非ずと。
あはれ
秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼子とに伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。

さんま、さんま、
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。


 この歌のきっかけは、谷崎が妻千代の妹に心引かれ、しだいに千代に冷たくなっていくのを同情した佐藤春夫が今度は千代に引かれていく。谷崎は一度は二人の仲を認めるが、急変し再び千代のもとに帰って来て千代との生活を再開する。春夫は激怒して谷崎と絶交してこの詩を作ったという。
 「海辺の恋」は美しい純愛の物語であるような、愛欲の渦巻くどろどろとした愛憎劇というか。それにしては美しいメロディである。
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2009年02月14日

1000ページになりました。

 私のブログが実に投稿件数1000ページになりました。すごい!ですね〜。我ながらビックリして感動しています。
 開設したのが2005年6月でした。あれから3年と8か月で1000ページですから、2日に1ページ以上のペースで書いてきたことになります。ここのところペースが落ちていますが……。

 これも熱心に見に来ていただける読者の皆様のご愛顧があればこそです。どうもありがとうございます。

 なお、このブログは平均すると毎日400人のアクセスにより、1200くらいのページビューがあります。アクセスカウンターをつけていないので、累積するとどのくらいになるか見当がつきませんが、相当なアクセスになりますね。
 前にも書きましたが、そのうちの3分の1から半数はじつは Google や Yahoo の検索から来るのです。いろいろなキーワードに引っかかってこられるというわけです。
 DION によるとこのアクセス数は「学問」というカテゴリーの第4位なのだそうです。総合ではたぶん150位くらいでしょうか。(たいしたことないか)

 ところで、現在このブログ「Good News Collection」は88MBになろうとしています。100MBをこえると有料になるので、これはひょっとするとお引っ越しを考える必要があるかと考えています。
 できたら音声や映像も添付できるといいし、PodCasting もしたいし、などと考えていると自分でレンタルサーバーを借りて、WrodPress で自分のブログを構築して行かねばならないようです。
 そうするとせっかくここまで広がってきた読者をつなぎ止めるのが難しいし、Google で検索しに来てくれる人が来なくなってしまうのも悲しいし……………。
 どうしたらいいか、どなたかアイディアをお持ちの方はお教えください。
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2008年11月28日

「風渡る(葉室麟)」にあるロレンソ了斎のこと

 キリシタンの時代には多くの魅力的な人物が登場する。
 イエズス会の宣教師としては、ザビエルに始まり、ルイス・アルメイダ、ルイス・フロイス、ワリニヤーノ、オルガンティノ、さらにシドッティなどである。
 日本人宣教師としても、イルマン・ロレンソ了斎4人の天正遣欧使節ペトロ岐部、マンショ小西、金鍔次兵衛、コンスタンティノ・ドラードなどである。
 さらにキリシタン大名や武将たちの生き方も興味深い。高山右近、内藤如安、大村純忠、大友宗麟、小西行長、志賀親次それに黒田如水などである。天草四郎も加えておきたい。
 この時代のキリシタンの女性たちも魅力的である。細川ガラシア、そして清原マリアなどである。
 まだまだたくさんいるだろう。これらの人たちの生き方を訪ねるのもとても興味深い。このブログでもすでに何人かは紹介している。これからも少しずつ紹介していきたいと思う。


風渡る ところで、最近「風渡る」(葉室麟著 講談社 2008年刊)を読んだ。
 この本の帯にでている紹介は以下のようである。

 黒田官兵衛とジョアンを通して見る変革の時。時勢を見抜く目を持った軍師・黒田官兵衛と、折々に官兵衛にかかわりながらキリシタンとして誠実に生きたジョアンの交流を、さわやかに描く著者渾身の歴史長篇。
 居場所を求めて駆け抜けた二人。秀吉の懐刀・黒田官兵衛と、日本人修道士・ジョアン。二人は、未曾有の変革の時を、時代の風を受けて生き抜いた。高校時代、吉川英治の『黒田如水』を読んで、歴史小説への目が開かれた。―満を持して放つ書下ろし歴史長編・葉室流黒田官兵衛。

 つまり、黒田如水こと官兵衛と修道士ジョアンを描いた小説である。
 そういえばこのジョアンという人物、現在朝日新聞連載中の「徒然王子」にも登場していた。あの人物と同一かどうかはもう一度読み直さねばわからないのだが…。
 この小説「風渡る」にも「徒然王子」にも前記の興味深いキリシタンたちが多数登場してくる。
 ロレンソ了斎やルイス・アルメイダ、トルレス、カブラル、ルイス・フロイス、それにオルガンティノ、ワリニヤーノなどの宣教師たち、それに高山右近、小西隆佐、小西行長、大友宗麟などである。いずれもとても個性的で興味深い人物像として描かれている。

ロレンソ 黒田如水については改めて紹介する必要がありそうであるが、ここではイルマン・ロレンソ了斎について紹介してみたい。こんなエピソードが書かれていた。

 ジョアンが初めてロレンソと会ったとき、ジョアンはこれほど惨めな姿形の修道士はいないだろうと思った。
 小柄で貧弱な体つき、片方の目は失明しており、もう片方も視力が弱り、ただぼんやりとかすんで見えるだけだった。39歳だが渋紙のように日に焼け、顔のしわも老人のように深かった。
 ロレンソは肥前生まれで了西という名だった。キリシタンになる前は琵琶法師で、各地を放浪し、旅の途中で嘲笑され、石を投げられることも珍しくはなかった。
 
 ロレンソはみじめな外見とは裏腹な強靱な説教者だった。
 永禄6年に三好氏の家老で今日の実権を握っていた松永弾正久秀が家臣の結城山城守らに宣教師を論破させようとしたことがある。
 このとき久秀の命により、結城山城守。清原枝賢、高山飛騨守の3人がヴィレラを奈良に呼び出して論争を持ちかけた。3人の中でも公家の清原枝賢は、戦国時代第一の学者といわれた清原宣賢の孫で神道家吉田兼倶の弟であった。キリシタンにとってはもっとも手強い論争相手だった。3人は「話を聞きたい」とヴィレラを奈良に呼び出そうとしていた。しかし、応じてやってきたのは一人で杖にすがったロレンソだった。ロレンソは3日間ぶっ続けでキリシタンの教えを説いた。
 討議を重ねるに連れ枝賢たちは論破され、キリシタンに好意を持つようになった。枝賢たちは40日後にヴィレラから洗礼をうけ、ともに京に戻った。
 京の人びとは、枝賢たちがキリシタンを論破して戻った、と思ったところ逆に入信したと聞いて声もなかった。


 この3人のうち、高山飛騨守は高山右近の父となる人物であり、また清原枝賢の娘は細川ガラシアに影響を与える小侍従清原マリアいとである。
 イルマン・ロレンソがどのような論法でこの3人の論争に挑んだのか興味が尽きないところだがそれにしてもこのロレンソという人物のただならぬ弁舌に感服するのである。
 高山右近をはじめおおくのキリシタン武将を導いたのはまさにロレンソではなかったのかとさえ思うのである。
posted by mrgoodnews at 16:55| Comment(1) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

News from PHENOM PENH

Now Iam in PHENOM PENH in Cambodia.
The SIGNIS Asia Congress emded yestereday.
Tomorrow I will go back to TOKYO.

posted by mrgoodnews at 10:32| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

清酒「玉縄城」と「きよいずみ」

 前に私の勤めている学校と同じ名前の日本酒があるというのを紹介しました。これはたしかになかなかの銘酒でした。鶴見の酒店で手にはいるので、私もたびたび飲んでいます。

 私の勤めている学校は「玉縄城」という城跡にあるのですが、その城の名前の「玉縄城」という銘柄の清酒があることを知りました。
 学校への通勤途上で「玉縄城」という広告のある軽トラックを見かけたのです。
 それで大船駅のルミネにある酒屋の主人に
「『玉縄城』というお酒おいてありますか?」
と聞いたら、
「あれは小林さんの所でしか手に入らないのですよ。あれは実はこのお酒とおなじなのです。」といって北雪酒造のお酒をかわりに出してくれました。
「小林さんの所ってどこですか?」
「コーナンというショッピング・モールがあるあの裏手にあります」
 
 さっそくそこを行って探してみたら、ありました。小林酒店が……………。
 そこの主人の話によりますと、このお酒は佐渡の北雪酒造のお酒にムリ言って「玉縄城」というラベルをつけて売らせていただいているとのことです。

玉縄城広告「本醸造と大吟醸とがありますが、どちらにしますか?」と聞かれて悩んだのですが、「大吟醸」を買ってきました。

 それからしばらく立って、こんな看板広告を見つけました。小林工務店の壁にあったので、この家は小林酒店の親戚なのかな?と思いました。今度行ったら聞いてみます。


酒玉縄城 買い求めてさっそく飲んでみたところ、なかなかおいしいお酒でした。同僚たちに「玉縄城」という酒があると見せびらかし、暮れの忘年会に出そうと画策したのですが、あいにく持ち込みはダメと言われてしまってそれは叶いませんでした。3月の納め会なら学校のなかでするので、その時に出すことにしました。
 そういうわけで、今年の正月は、「きよいずみ」と「玉縄城」を交互に飲み比べながら至高の時を過ごすことができました。

 実は、玉縄城は1512年の築城なので、もうじき築城500年を迎えます。地域の人もそれに向かって「築城500年祭」を企画しているようで、このお酒も脚光を浴びそうです。

 関東3名城のひとつである玉縄城については、またいずれ紹介したいと思います。なにせこの城は、上杉謙信、武田信玄、徳川家康に攻められても落ちなかった難攻不落の城だったのです。


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2007年10月15日

花の名前、よめますか?

ちょっと試験的につくっています。

花の名前が読めますか?

答は( )の中をドラグしてみてください。
実は答は白い文字で書いてあるのです。

万年青(おもと
名前の由来は、根茎が太く大きいことから「大本(おおもと)」→「おもと」となった。また、大分県の「御許山(おもとやま)」で良質のオモトが産出されたから、ともされている。「万年青」の漢字は漢名からで、「長生きすること」からきているようです。

杜若(かきつばた
和名は花の色(青紫)を染み出させ布などに書き付けた、つまり衣の染料に使われたことから「書付花」と呼ばれていたのがなまったもの。漢字はどうも中国語から来ているみたいです。


満天星(どうだん
漢字は花が満天の星のように咲くかららしいのですが、「どうだん」というひびきははどうも「燈台」からきているとのことです。もっとも船の道を照らす燈台ではなく、灯りの台に似ているということらしい。

蒲公英(たんぽぽ
これは中国語の漢字に日本語名をあてたそうです。日本語で「たんぽぽ」というのは鼓の音から来ているそうです。花が鼓に似ているからなのか。

百合(ゆり
これはよめますよね。
和名の由来は「茎細く花が大きく、風にゆり動く」というところから来ています。
漢字はこの根っこが鱗茎になっていて、百枚の鱗があわさってできているというところが由来のようです。

牡丹(ぼたん
これの語源はギリシャ語のようです。中国でそれの響きによく似た漢字をあてたとか。あるいは種は結ぶけれど、新しい苗は根からでるので、牡(おす)で丹(赤い花)をつけるからとか。

このように花の名前の由来はいろいろとあります。調べていくと面白いのです。漢字の由来と和名の由来がそれぞれ異なっていて、それが合わさっているところからできています。
今研究中ですので、わかったところから少しずつ紹介していきましょう。
posted by mrgoodnews at 22:50| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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