2007年05月21日

イグノーブル賞のおもしろさ

「イグノーブル賞」というノーベル賞のパロディ版とも言うべき賞がある。
 今日の昼休みに、同僚たちで話題となった。
 きっかけは数学の教員が「バウリンガルというのを知っているか」と聞いたことから始まった。なんでもこの犬語翻訳機にはフーリエ関数が使われているとか。
 漢文氏が「あれはイグノーブル賞を受賞した」と言ったら、数学氏が「なに、それ?」聞いてきた。

 さっそくインターネットで調べてみた。あした報告しなくては。
 イグノーブル賞は1991年以来毎年10月にアメリカのハーバード大学で表彰式が行われる。この賞を与えられる人は、風変わりな研究をおこなったり社会的事件などを起こした10の個人やグループに対し、時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与される。
 noble (高貴な)の反対語 ignoble から命名されている。

 過去の受賞者一覧からめぼしいものを拾い出してみよう。

イグノーブル賞

1992年医学賞
* F・カンダ(神田不二宏)、E・ヤギ、M・フクダ、K・ナカジマ、T・オオタ、O・ナカタ(資生堂横浜研究所)
彼らの先駆的な開発研究、『足の悪臭の原因となる化学物質の解明』に対して。特に「自分の足が臭いと思っている人の足は臭く、思っていない人のは臭くない」という結論に対して。1993年平和賞

* フィリピン・ペプシコーラ・カンパニー。
億万長者を生み出すコンテストのスポンサーとなって間違った当選番号を発表したため、興奮し集まった期待していた当選者80万人を暴徒のように駆り立てて集合させ、フィリピン史上最大の暴動を引き起こしたことに対して。
1992年にフィリピン・ペプシ社は「ナンバー・フィーバー」というキャンペーンを開始、ペプシのボトルに書いてある番号が当たりであれば最高100万ぺソ(=4万ドル)の賞金が貰えるというものだった。キャンペーンの成功に気をよくして当選番号を追加したが、この時既に出回っていたボトルの番号(一説には80万本も出回っていたと言われている)を当たりとして発表。ペプシ社は直ぐに訂正したが憤激した消費者は暴動を起こし、フィリピン国内に12あるペプシの工場は消費者に包囲され2名が死亡。38台の運搬トラックが破壊され、一万件以上の訴訟が起こる事態となった。


1996年平和賞
* ジャック・シラク(フランス大統領)
ヒロシマの50周年を記念し、太平洋上で核実験を行ったことに対して。
1995年9月から1996年1月まで6回もの核実験をムルロア環礁で実施。

2000年平和賞
* イギリス海軍
水兵に実弾を使うことを止めさせ、代わりに「バーン!」と叫ばせたことに対して。
射撃訓練における実弾使用を減らしたことにより、英国海軍はある程度の予算節減を達成した。

1997年経済学賞
* 横井昭宏(千葉、ウィズ株式会社)
* 真板亜紀(東京、バンダイ株式会社)
数百万人の仕事時間を、仮想的なペットの飼育に転換したことに対して。
「たまごっち」のこと。

2002年平和賞
* 佐藤慶太(タカラ株式会社社長)
* 鈴木松美(日本音響研究所所長)
* 小暮規夫(小暮動物病院常任理事)
コンピュータによって自動的にイヌ語をヒト語に翻訳する機械「バウリンガル」を発明し、種のあいだの平和と調和を促進したことに対して。

2003年化学賞
* 廣瀬幸雄(金沢大学)
金沢市にある、ハトの関心を惹きつけることに失敗し続ける銅像の化学的研究に対して。
この銅像は兼六園にある日本武尊像。日本最古級の銅像だが、鋳造当時の技術的制約により、大量の砒素を使って製造されたため、ハトが寄らず糞害から免れていた。この現象を利用して、人間や自然界にまったく影響を与えない程度の砒素を含んだタイルなどを制作し、鳥害防止に役立てることが期待される。

2004年平和賞
* 井上大佑(大阪府)
カラオケを発明し、人々がお互いに許容しあう、全く新しい方法を提供したことに対して(歌によって相手に苦痛を与えるためには、自らも相手の歌による苦痛を耐え忍ばなければならない)。
井上は1999年に「タイム」誌の『今世紀もっとも影響力のあったアジアの20人』に選ばれている。

2005年栄養学賞
* 中松義郎(ドクター中松)(東京都)
34年間、自分の食事を撮影し、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を過去にまで遡って分析し続けていることに対して。

2005年平和賞
* ハワード・ステープルトン(Howard Stapleton、   ウェールズ、マーサー・ティドビル
十代の若者には聞こえるが大人には聞こえない不快な高周波ノイズを発する電子式ティーンエイジャー撃退機を発明したことに対して。また同じ技術を、十代の学生には聞こえるが大人の教師には聞こえない携帯電話呼び出し音に応用したことに対して。
店にたむろする少年達に対し、「モスキート」と名づけられた機械を使うことで店内から追い払うことに成功したニュースが世界で報じられたが、この技術は若者によって授業中の電話に逆用されている。

日本人もけっこう受賞しているところが興味深い。
最高の傑作は2000年平和賞の「イギリス海軍」だと思う。

この項、もっと知りたい人はWIKIPEDIA へどうぞ。








 


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2006年06月01日

祝 BLOG 開設1周年

 昨年(2005年)6月1日にふと思い立って、BLOG "Good News Collection" を開設して1年がたちました。
 この1年の間に360ページをとにかくつくりました。
 ほぼ1日1ページのペースで更新しつづけました。
 まだまだこのペースを維持していきたいと思っておりますので、ますますご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
 1周年を記念してちょっとデザインを変えてみようかと思いまして、いろいろと試しております。
 こんなところでいかがでしょうか?



posted by mrgoodnews at 23:43| Comment(7) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月04日

画像のリンクが切れています。

ただいま、この BLOG の画像のリンクが切れていて、画像が表示されていないと思います。

これは、LOVELOG が12月1日に「機能強化」をしたせいで、それ以降、写真などをアップロードしても表示されなくなってしまいました。
どうも MacOS-X からアップロードすると画像が表示されなくなるという不具合が生じているようです。

いつかは復旧すると思いますが、今しばらく気長にお待ちください。
トイレ手(グー)手(チョキ)手(パー)
こんな絵文字はでるようになったんだけどね。
posted by mrgoodnews at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月30日

ストレス解放センター

 アメリカのボブ・コンクリンという人が「私の提案」というタイトルで書いた古い新聞記事が見つかりました。

 そこにこんなことが書いてありました。

 人間とストレスの関係はハープと弦の関係に似ている。緊張が強ければ弦は切れるし、弱ければいい音色はでない。適度の緊張が素晴らしい音楽を奏でるのである。
 このようにストレスは人間の精神にとって栄養素の一つであるが、たまりすぎるとその害も少なくない。

 そこで、21世紀のストレス解消策を一つ提案したい。
 国や企業の手でストレス解放センターを作ってはどうだろうか。仕事や勉強、人間関係に疲れた人は誰でもこのセンターに行くことができる。

 そこにはいろいろの部屋がある。
 まず「笑いの部屋」喜劇のビデオカセットがあって、ボタンを押せば気むずかしい人でも10秒で1回は笑いこけてしまう。

 次は気持ちよくさせる部屋。人は認められたり、誉められたりするとストレスが消える。エレクトロニクスの最新技術を駆使したこの部屋では、スクリーンに大統領や総理大臣になった自分の姿が映し出される。国民の前で演説するのだ。社長になりたければ、全社員の前で訓示する姿が映し出される。

 聴いてくれる部屋もある。あなたの悩み、心配、不安を黙って、聴いてくれる。この聞き手は精密なロボットなので、もっともらしい助言や批判はしないし、秘密が漏れる心配もなく、心を開くことができる。

 ところでこの「提案」は実行されたでしょうか?






 


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posted by mrgoodnews at 02:25| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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