2012年12月15日

「決める」という字はなぜサンズイなのか?

毎日新聞の木曜日の広告欄に載っている「心のサプリ」という軽い詩は、以前にも紹介したことがある。
その11月19日文には次のような詩が載っていた。

決めるということ

小学生の頃 国語の授業で
「決める」という字を習ったときに
「なぜ水と関係ないのにサンズイなのですか?」とたずねた子がいた。
もの静かでセンスのいい女の子であった。
「いい質問ですね。調べてみましょう。」
担任の声でいっせいに
シャラシャラと辞書をめぐる音が
かわいた秋の教室にひびき
「川の堤防が切れるっていう意味があるぞ!」
と誰かが叫んだ瞬間を
この季節いつも鮮やかに思い出す。
決めるということは
字の由来からして
それだけでじゅうぶん劇的なのだ。

私も漢和辞典で「決」を調べてみた。

1.キメル 定める 分ける 判別する 
2.キマル 
3.キメ 取り決め 
4.きれる こわれる 決壊

4番目にありました。これだなと思いました。
でもこれってどうしてなんだろう。ちょっとふしぎな漢字でもある。

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2012年12月12日

「死後どうなるか」という問いへのステキな応え

「臨床宗教師」講座の記事中の、亀田総合病院のチャプレンの松田卓牧師の話である。(毎日新聞2012.11.20)

「死後どうなるのか』と聞かれると松田さんは病院から見える海を進む船を見ながら「船は水平線に消えて見えなくなりますが、その先でまだ動いているのですよ。」と話し、間接的に死がすべての終わりではないと伝える。


これは、とても宗派教派をこえたステキな伝え方ではないかと思った。

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2012年12月10日

臨床宗教師の養成講座

鍼灸学校の社会学の「生と死を考える」という授業の中で11月20日の毎日新聞、朝日新聞に掲載されていた記事を使って「臨床宗教師」を紹介しました。

朝日の記事の見出しは「現場に生かす祈りの力」「心のケアできる専門家■信仰押しつけず」「宗教者の人財育成始まる」
東日本大震災を契機に悲しみを分かち合い、心を静める「祈りの力」が見直された。しかし、病院や仮設住宅では一般的に「宗教者お断り」。宗教者が社会貢献するために、医師のように専門職として認められるにはどうしたらいいのか。悩みながら養成が始まっている。

毎日の見出しは「宗教者死に直面する人支え」「あの世否定せず傾聴」「被災地病院での活動養成」リード文は次のようである。
東日本大震災では、多くの宗教者が被災地に入り支援活動に取り組んできた。hしに向き合う人たちの心のケアに、宗教者の存在が認められている。仮設住宅や病院など公共の場で活動できる宗教者養成の試みも始まった。


この「臨床宗教師養成講座」は東北大学のなかに、仏教、キリスト教など教派宗派を越えて、寄付口座として開設され、宗教民族学の鈴木岩弓教授が代表をしている。

この養成講研修は8日間で、ほかに被災地への行脚や追悼、「悲嘆ケア」「精神保健と医療」「放射能」などの講義を受けたとのこと。

私も参加してみたくなった。

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2012年12月07日

ワンネス、ウィネス、アイネス

ワンネス、ウィネス、アイネスという言葉を知っていますか?
11月24日の「カトリック学校教員養成塾」で、講師の加勇田先生から教わりました。カウンセリングの言葉だそうです。

実存主義心理学者のムスターカスの理論で、教育現場にもっとも適したリレーションづくりの理論と技法である。

ワンネスは「being in」つまり人の内的世界を共有しようとする姿勢のことで、相手が喜んでいるときにはこちらも明るい気持ちになり、相手が悲しんでいるときはこちらも気持ちが重くなるというように、相手の内的世界を共有しようとする姿勢である。

ウィネスは「being for」つまり人の役に立つことをしようとする姿勢であり、われわれ意識、身内意識、見方意識ともいうべき意識である。具体的な主な行動は「愛でる」「リフレーミング」「行動」の三つである。

アイネスとは「being wuth」人とは違う自分を打ち出そうとする姿勢である。
具体的には自己開示、自己主張の二つがある。「私メッセージ」で語ることでもある。


カウンセリングにはこの3つの態度がたいせつであり、これは学校の生徒指導でも同様であるといわれました。
なるほどととても納得がいく考え方だと思いました。

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2012年12月06日

「男の隠れ家」に十二所黙想の家が紹介されています

そんな名前の雑誌があることさえ知らなかったのですが、なぜか
イエズス会日本殉教者修道院(鎌倉十二所黙想の家)
が「男の隠れ家」なる月刊雑誌(朝日新聞出版)の取材を受けて紹介されました。
編集部からカメラマンを引き連れた取材陣3名が来られて一日取材をした記事が2013年1月号に掲載されました。
この号の特集は「キリスト教とイスラム教 その基本と体験入門」で「キリスト教/イスラム教の基本、日本との関わり」を日本の中のキリスト教、イスラム教を探訪していくことによって明らかにするものでした。
その一環として「黙想の家」の一泊の祈りの集いを体験使役時にしたものです。
見開き4ページにわたり、とても良く書かれています。

十二所黙想の家はカトリック信者のための黙想の家だったのですが、来年石神井にある東京黙想の家がリニューアル・オープンするにあたり、これからは一般の人にも開かれた黙想の家にしていこうと構想を立てているところの取材でした。
ここの自然環境はまさにそういうところにふさわしいのではないかと思われます。
特集のほかの記事もなかなか読み応えがあります。この本はぜひお買い求めになってはいかがとオススメいたします。

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2012年11月28日

サイエンスナビゲーターの興味あるお話し

最近サイエンスナビゲーターの桜井進さんの名前を新聞でよく見かける。その桜井さんが良く例に出す「小学生を驚かす計算」がある。(朝日新聞2012.10.20[フロントランナー」)

1から10までの10個の数を足した答えは………55.
では、3から12までの10個をたしたら?
「すぐ答えられる方法を教えましょう。前から5番目の数の後ろに5をつける。詰り7の後ろに5をつけて、堪えは! 8から17までなら、12と5で125!」


そんな難しい問題ではないが、即座に計算できるとしたら、やはりこれは驚くだろう。

またある日は、俳句の五七五と、日本の美を説いて、おとなたちをうならせる。
日本人が古くから美しいとした比は、西洋の黄金比だけでなく、白銀比の1対√2(1.4)隊1の1を5にかえたらどうなりますか? 5:7:5ですね。


桜井さんは自らをサイエンス・ナビゲーターという。映像と音楽を交えた「数学エンターテインメント」を全国に紹介しているという。

数学は人類がつむぎだした言葉であり、物語。現在過去未来がある。でもそれを語り広める人がいない。
日本は江戸時代から世界に誇れる数学大国。数学の感動を未来に伝えたい。


「こういう話をしたら、子供たちは興味を持つだろうな。きっと数学嫌いなんて大幅に減少するのではないか」私もこう思う。
以前「数学と算数が好きになる町」というのを提案したことがある。あのときにこの人を知っていたらきっと具体化しただろうなとちょっぴり残念である。

そういえば「面白科学たんけん塾」でこのような数の物語をあつめて「電卓で遊ぶ数の不思議」という塾をやろうと提案しているが、これでは子供たちが集まらないといわれて、まだ実現していない。しかし、そろそろその時期かもしれないと思うようになった。

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2012年11月25日

「みんなやさしくなあれ」の双子の赤ちゃんのステキな写真

Facebook の「みんなやさしくなあれ」の写真を友人がシェアしてくれました。
ホントにやさしくなる写真とエピソードです。



ここに書かれているメッセージがもっといいです。



双子で生まれた赤ちゃん。
左の女の子は身体が弱く、死が迫っていました。
ある時、看護師さんが通例を破って、2人を同じ保育器に。
すると、右の男の子が、写真のようにハグをしたそうなのですが、その後、女の子の容態は安定するようになりました。
お母さんのお腹の中でずっと会話してたのでしょうね
心の会話を…

人は、みんな癒す力がある

映画「うまれる」より
http://www.umareru.jp/
みんなやさしくなあれ

感動にシェア自由


この写真は,映画「うまれる」で紹介されたのかな。これは見に行くしかないかな。

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2012年11月23日

「石との対話」が「せせらぎ」のHPに掲載されました。

昨日の「心のともしび」につづいて、「せせらぎ」のホームページにも私の書いた原稿が掲載されました。「石との対話」というテーマです。
こちらは本来匿名ですが、みなさまにも見ていただきたくて、あえてここで名前を明らかにしました。

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posted by mrgoodnews at 22:45| Comment(0) | 野仏、石仏、石神 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「心のともしび」HPに私の書いた「美しく老いる」が掲載されました。

「心のともしび」のホームページに、私の書いた「美しく老いる」というテーマの文章がアップされました。坪井木の実さんの朗読付きです。
今日23日「心のともしび」15000回記念感謝ミサが東京カテドラルで15:00より行われます。

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2012年11月06日

世界中で「スタンド・バイ・ミー」を歌う

Facebook で友だちが教えてくれたYouTube の動画です。



世界中でこの歌を歌って、それがこういうように一つに合わさって、上演できるっていうことが可能になってきたということですね。
そういえば、前にもこういうYouTube 動画を紹介したことがあったけれど、あれはどこだったっけ?(と自分で作ったブログの検索をはじめるがみつからない。)
たしか、一人一人が歌っている場面を自分でビデオで撮って、それをネット上で合成して大コーラスにするという試みだった。

ちなみにこの「スタンド・バイ・ミー」を製作している playingforchange のサイトを見てみたら、こんなことが書かれていた。

プレイング・フォー・チェンジは、音楽を通して世界を啓発し、結びつけ、平和をもたらそうというマルチメディア活動です。音楽には境界を取り除き人々の間の距離を乗り越える力があるという共通の信念が、このプロジェクトの発端です。たとえ人々が異なる地理的、政治的、精神的、観念的背景を持っていても、音楽にはそれらを超えて人類を一つにする普遍的な力があります。我々は最良のレコーディングスタジオが備える機材を使って持ち運びのできるスタジオを作り、音楽に導かれるままに旅に出たのです。

このプロジェクトを通して我々はやがて気づきました。我々がこの音楽を記録し世界と分かち合うだけでは事足りない、我々に与え続けてくれたミュージシャンたちとそのコミュニティに恩返しをしなくてはならないと。そして2007年その使命を果たすべく、我々は内国債入庁の規定する501条(c)項(3)号団体としてプレイング・フォー・チェンジ基金を立ち上げました。


こんなこともできるようになったんだとあらためて、感激しました。

こちらにも同じものがあります

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2012年11月02日

行縢山(むかばきやま)にいつか登るぞ!

何日か前にテレビをみていたら、宮崎県延岡市の近くにある行縢山(むかばきやま)を映していた。
こういうジオな山を見るとむしょうに登りたくなるのが性分である。行縢の滝もなかなかスゴイ滝らしい。
麓の町でつくっている地ビールも宣伝していた。
近い将来宮崎に行ってこの山に登るんだとこころに決めた。

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2012年11月01日

消しゴム「ミリケシ」はなかなかのすぐれものです。



文房具屋を覗くのは楽しみの一つである。何かおもしろいものを発見することが多い。
今日見つけたのは消しゴム「ミリケシ」。5種類(1ミリ、3ミリ、4ミリ、5ミリ、6ミリ)の太さの先幅があって、その幅で消したい1行だけをはみ出さずに消せるのだ。



これの開発販売はコクヨであり、黒と白のハーフサイズのお値段は210円。
よく調べてみるとこれのデザイナーは馬場雄二氏だという。どうりで機能的でありながらデザイン的にもすぐれているわけだ。



さらに驚くのは、消し幅を表す数字は、消しゴムが減ってもなくならないというところである。
ノートにはA罫(7ミリ幅)とB罫(6ミリ幅)とC罫(5ミリ幅)と3種類の罫があって、その罫の幅より1ミリ狭い幅の消しゴムを使うのだそうである。この芸の細かさ。
まさに日本人の開発したものである。

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2012年10月24日

巡礼中に読んだ「ジパング島発見記」に描かれたルイス・アルメイダ

巡礼中に「ジパング島発見記」を読んだ。なかなか面白かった。


この本は次のような内容である。


戦国時代、西洋人が初めて見た日本の姿とは?
フランシスコ・ザビエル、ルイス・フロイスら、16世紀、海を越え、鉄砲やキリスト教を日本に伝えた7人の西洋人の目を通し、「日本が西洋文化と初めて出会ったとき」を描く短編集。(解説/安倍龍太郎)

種子島に鉄炮を伝えた女難の美男ゼイモト。冒険商人ホラ吹きピント。キリスト教を伝えに来日した耳鳴り持ちのザビエル。日本初の病院を作ったアルメイダ。語学堪能で記録癖のフロイス。東洋人を極端に蔑視するカブラル布教長。天正少年使節団を遣欧したヴァリニャーノ。大航海時代、西洋人7人が発見した最果ての島国―織田信長ら戦国武将の実態、珍妙な文化や風習を描く画期的な戦国歴史小説。


フランシスコ・ザビエルやルイス・アルメイダ、ルイス・フロイス、カブラル、ワリニヤーノなどのイエズス会宣教師について、それぞれの生い立ちや個性を異国日本における宣教師活動と絡めながら描き出している歴史小説である。
著者はクリスチャンではないので、宗教的な過剰の尊敬をこめずにありのままの人物像を描き出している。

私が特に興味を持ったのは、ルイス・アルメイダであった。アルメイダは裕福な商人の子としてリスボンに生まれた。王立の医学校を卒業して、外科医の資格を取得したが、そのまま医者になるのはつまらないと思って、インドに行って商売をすることとなった。商人の父親が貸してくれた元手をもとに、ゴア、マラッカ、モルッカ諸島を行き来して香辛料や木綿の貿易をして莫大な利益を上げた。
お金を手にしてもちっとも満たされなかった彼は、ザビエル神父のいた日本に行くことにした。山口でけがをした子供の手当てをすることになったかれは、医者として人のために働く使命に目覚め、それでイエズス会に入会する。彼の儲けたお金はそのままイエズス会への持参金となった。
イエズス会は本部を戦乱の舞台となった山口から豊後の大友氏の府内に移動する。府内でアルメイダは貧しい人たちのための病院を作った。ここではハンセン病の病者たちの入院設備も拡張され、また日本で初めての外科手術をおこなったり、また悪魔祓いをしたりもした。

この小説では、アルメイダについてはここまでしか記されていない。イエズス会が大分から長崎へと本部を移転するに伴い、アルメイダも長崎へ移動した。そこでかれは病院をつくるとともに「慈悲の組(ミゼリコルディア)」という病院活動を支援するための信徒たちのボランティア組織を育てるのだが、そのくだりはこの小説には描かれていない。
かれは、その後1580年にマカオで司祭に叙階され、再び日本に戻って、医療と宣教活動に従事し、あるいは木綿などの貿易への投資も積極的に行った。1583年10月に天草の河内浦(熊本県天草市)で没した。
冒険商人から無償奉仕の医師へと転身し、病人と乳児、ハンセン病者に尽くした波乱の生涯であった。

大分には、アルメイダを記念したルイス・アルメイダ病院がある。これはキリスト教系の病院ではなく、大分医師会立の病院である。

この本に描かれたルイス・フロイスやワリニヤーノについても紹介したいのだが、それはまた次の機会にしよう。

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2012年10月22日

復活したイエスがペトロに3回「私を愛しているか?」ときく

今回の巡礼で、ミサをあげたところの一つにガリラヤ湖畔のペトロの首位権教会があった。
ここは、復活したイエスがペトロに指示して釣った魚を焼いて弟子たちと朝食をしたところを記念して作られた教会である。この岩の上で魚を焼いたというその岩が残っていた。
その朝食の後にイエスがペトロに3回「あなたは私を愛しているか?」と聞く。ペトロは3回とも「私があなたを愛していることはよくご存知でしょう」と答えるところがある。ペトロがそう答えた後に「私の羊の世話をしなさい」とイエスはいっている。
この「私の羊の世話をしなさい」といわれているところから、ペトロを教会のリーダーとしての首位権を確認した箇所である。
ちなみに、ここともう一つペトロの首位権を認めたところがあるのだが、それについては次に述べようと思う。



巡礼ガイドの河谷さんが、ここのところをこう解説してくれた。
イエスは一度目の「私を愛するか?」という質問の時に、アガペオーという動詞で聞くのだが、ペトロはフィレオーという動詞で答えている。
二度目も同じで、イエスはアガペオーと聞くのに対して,ペトロはフィレオーと答えるのである。
ところが三度目、イエスは今度は「フィレオー」で「私を愛しているか?」と聞くのである。イエスは三度目に「愛のレベル」を下げて聞いているわけであり、ペトロはあいかわらずフィレオーと答えているのである。

アガペーというのは、神の愛のことで、無償の愛という意味で福音書では使われている。これに対して「フィレオー」は友愛を意味していて、ギリシャ語ではもっともよく使われる動詞であろう。
なぜペトロはアガペオーではなく、フィレオーで答えたのかなぜイエスは3回目に愛のレベルを下げて聞いたのだろうか? このことはどう解釈したらいいのだろうか?

聖書協会訳ならびに新共同訳聖書の日本語では、いずれも「愛しているか」で、統一されているのだが、たとえばリビングバイブルでは「アガペオー」は「愛しているか?」に対して、フィレオーは「あなたの友」と訳している。つまりこの動詞を区別して訳しているのである。Living Bible の英語版でも「Do you love me?」に対してペトロは「You know that I am your friend.」と答えている。
山浦さんの「ガリラヤのイシュー」では、イエスの問は「お前はこの俺大事に思っているか?」ときき、ペトロは「この俺はお前さまに惚れておりぁす」とこれも区別して訳している。三度目にイエスは「お前はこの俺に惚れこんでんのが?」と聞くとペトロは「俺がお前さまに首ったげなのァ知ってのとおりでがんす!」と答えている。さすが山浦さん、ちゃんと区別して訳している。

新共同訳などでは、どちらも「愛する」と訳しているので、ここが違う動詞であることは分からないわけであるが、ここは原文に忠実に訳語を変えて訳したほうがいいと私は個人的に思うが、みなさんはどう思われるだろうか?

この話は神学講座で聞いた記憶があるが、誰が述べたことかは覚えていない。それを今回のガイドさんの河谷さんが説明された。河谷さんはとてもよく聖書を読み込んでいるとあらためて尊敬した次第である。

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2012年10月19日

ワジケルト聖ジョージ修道院@ユダの荒野

今回のイスラエル巡礼で、私にとってもっとも強烈だったのは、ユダの荒野にあるワジケルト聖ジョージ修道院の存在であった。
ユダの荒野は、エルサレムからエリコに向かう途中にある砂漠というよりも岩山というか、木が一本も生えていない岩山の地帯。
アフリカ大陸やアラビア半島の砂漠気候地帯や乾燥地帯の各地にある、流水のない「涸れ川」(かれがわ)、雨季の一時的な豪雨のときのみに水が流れるところを「ワジ」と呼ぶが、ユダの荒野にあるワジの一つがこの地ワジケルトとよばれるところ。ホントに木が一本も生えていない谷底に僅かに緑があるところのがけになんと修道院がある。ギリシャ正教の聖ジョージ修道院である。
考えてみたら、この地はイエスが40日間の修行をして悪魔に試みられたところであり、そのイエスの姿にならって荒野で修行をする修道士たちが現れるのもムリはない。



この修道院がカトリックではなく、ギリシャ正教であるところもまたとてもいいと思う。
ここでどのような修行をするのであろうか?

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I Did It. あなたはどのステップですか?

しばらく(10/9〜17)、イスラエル巡礼にいっていました。そのうちに少しずつその報告をしていきます。
が、今回は Facebook 上でシェアされてきた画像を紹介します。



何かを決意して実行していくときの心のプロセスをよく表現しています。

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2012年10月03日

公共広告機構CM『屋上の少女』を見てどう思いますか?

このCMについてどう思いますか?
 
う〜ん。
でも、このCMを見て感じたこと、考えたことを話し合うのはいいことかもしれないと思いました。

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2012年09月27日

二つの幸せホルモン

9月8日の毎日新聞に「さあこれからだ −38− 感動幸せホルモン分泌」という記事があった。諏訪中央病院の医師鎌田實さんの記事である。
それによると、幸せを感じると分泌される2つのホルモンがあるそうだ。一つはセロトニン、もう一つはオキシトシンである。

セロトニンは、特に感動したり、幸せな気分を感じるときに分泌される。うつ病の治療に効果ある薬にもなっている。これは必須アミノ酸の一種で赤身の魚やチーズに含まれているトリプトファンを原料とする。
もう一つのオキシトシンの働きも興味深い。赤ちゃんにおっぱいをあげているときに、お母さんの脳内に分泌されることで知られるようになった。相手の身になって人の役に立っているときにも分泌されるのだそうである。
セロトニンが「自分を幸せにする」ホルモンなら、オキシトシンは「ほかの誰かを幸せにする」ホルモンである。「なんであんなに元気なのか」と不思議に思えるくらい人のために走り回っているひとがいるが、たぶんオキシトシンがその人を元気にしているのではないかと思う。


これらは愛情ホルモンとしてもよくしられている。愛情ホルモンには、ドーパミン、エンドルフィン、アドレナリン、ノルアドレナリン、テストテロンなどなどたくさんあるが、特にこのオキシトシンの働きはユニークであると言えよう。
私は、最期の最期まで人のために役立つようなこと、人を喜ばせること、福音を伝えることをし続けたいと望んでいるが、まさにこのオキシトシンをたくさん分泌できるようになればいいわけである。

こちらにもあります
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2012年09月20日

Free Hug も「世界を変えるゲーム」だと思う。

前に「Free Hug」というのを紹介した。
これも「世界を変えるゲーム」だと思う。
これを韓国で実際に行った日本人がいた。その映像がある。



これはすごいと思う。
さて、これが今の中国でできるかどうか。これやってみようという若者がいるだろうな。

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2012年09月19日

フラッシュモブというゲーム的運動

前に述べた「幸せはゲームが作る」という本の影響からか、どうもそういう視点で世界を見るようになると、そういう運動が結構存在することに気付く。
その代表は「フラッシュモブ」という運動ではないだろうか。フラッシュモブというのは、インターネット、特にEメールやFacebook などのSNSを介して不特定多数の人間が公共の場に突如集合し、目的を達成すると即座に解散する行為のことをいう。

前にいくつか紹介した。
フードコートでとつぜん「ハレルヤコーラス」が始まった
駅で楽器を持った人が少しずつ集まりだし、オーケストラが始まった

やはり圧倒的に多いのは、ダンスであろう。つい最近知ったのは



ベルギーのアントワープの駅で歌われた「ドレミの歌」である。とにかく周りにいた人を巻き込んで歌と踊りをできるところが素晴らしい。

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2012年09月12日

ゲームが古代リディアを飢饉から救ったという話

「幸せな未来はゲームが創る」という本の「はじめに」に次のような話が紹介されている。

アティスが小アジアのリディアの王であった約3000年前のこと、甚大な食糧不足が王国を襲った。人びとはそのうち豊作の時期がやってくるだろうと希望を持ち、しばらくはさほど不平を言わずに事態を受け入れた。しかし、事態は好転せず、リディア人はこの問題に対処するために、ある奇策を考えた。飢饉を乗り切るための計画として、一日はゲームに没頭して空腹を紛らわせ、その翌日は食事をしてゲームを控えることにしたのだ。この方策でかれらは16年を耐え抜き、その間にサイコロとナックルボーンズ(骨付きお手玉)とボール、そして原題に通じるゲームを考案したのだ。


ヘロドトスの「歴史」という書にでてくる話である。
リディアという国はBCの6世紀までトルコ半島に存在した実在の国である。この国が世界史に登場するのは、初めて貨幣をつくった国としてである。
この地が世界史上に登場するのは、前14世紀頃鉄製の武器を使っていたヒッタイトという国が存在したことによってであり、また前3世紀頃に存在したペルガモンという王国もこの地の国家である。ペルガモンにはアレクサンドリアに匹敵するような図書館があったが、エジプトは紙の原料となるパピルスの輸出を止めて、この図書館に対抗しようとした。そこから生まれたのが羊皮紙であった。
これらの歴史は、この地にすむ民の文化の高さを浮き彫りにしている。
この地の人びとが、鉄製の武器をつくり、サイコロをつくり、お手玉をつくり、そして貨幣を造り、さらに羊皮紙をつくり出したというのは、どこか相通ずるものがあるように思えるのである。

さらにこの書の終わりに、以下のように書かれていた。

サイコロゲームを18年続けた後、彼らは飢饉がまだ終わりそうにないことに気づきました。悲惨さから目を背けてただ待っているだけでは、この飢饉を生き延びられないだろうと彼らは悟りました。立ち上がって問題に直接取り組むことが必要だったのです。
そこで彼らは皆で最後のゲームをすることにしたのでした。
王国の住人が半々に分けられ、どちらかの半分がリディアにとどまり、どちらの半分がもっと暮らしやすい土地を求めて旅立つかがくじ引きで決められました。
リディアの食糧生産は、半分になった人口をはるかにたやすく養うことができました。
一方新しい土地を求めて旅立ったリディア仁たちはヘロドトスによれば、現在のイタリアのトスカナ地方に住み着いて繁栄し、きわめて高度なエトルリア文明をつくりだしました。それがローマ帝国にうけつがれていくのです。


「え〜っ。ほんとかな〜」というような話であるが、ヘロドトスの『歴史」に書かれている話しである。
マクゴニガル女史が、このリディアの話を「はじめに」でして、そして「おわりに」でもまたこの話の続きをしているところがじつに巧妙だといわねばならないであろう。「ゲームが世界を救う」という本のテーマに全くぴったりの歴史的秘話なのである。

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2012年09月11日

「幸せな未来は『ゲーム』がつくる」を読める幸せ

おそらく今年読んだ本の中で最もおもしろい本だったと思っている。
「幸せな未来は『ゲーム』が創る」(ジェイン・マクゴニガル著 妹尾堅一郎監修 早川書房 2011年刊)である。
原題は「Realityu is Broken ~Why Game Make Us Better and How They Can Change the World」(Jane McGonigai)である。
いま「ゲーミフィケーション」が注目されているが、この本はそれらの本以上に哲学があり、世界観があり、倫理がある。

近年、世界のオンラインゲーマーのコミュニティは数億人に達し、莫大な時間と労力がヴァーチャルな世界で費やされている。これは現実に不満を持つ人々による「大脱出」にほかならない。 なぜ人々は「ゲーム」に惹かれるのか? それは現実があまりに不完全なせいだ。現実においては、ルールやゴールがわかりづらく、成功への希望は膨らまず、人々のやる気はますますそがれていく。 そんな現実を修復すべく、ゲームデザイナーの著者は、「ゲーム」のポジティブな利用と最先端ゲームデザイン技術の現実への応用を説く。コミュニケーション、教育、政治、環境破壊、資源枯渇などの諸問題は、「ゲーム」の手法で解決できるのだ。 世界最高のイノベーターと評されるゲーム界のカリスマによる刺激的社会改革論。


この本の表紙に書かれている紹介はうそではない。
第一部でまず、ゲームが開く「幸せ」の特徴を挙げる。

それは自発的であり、内発的であり、現実世界が満たせないでいる人間の真のニーズを満たしている。ゲームは現実がもたらさない報酬を人びとに提供し、現実ができない形で教え、示唆を与え、夢中にさせ、協力へと導く。


そして第2部で、ゲームはヴァーチャルな世界だけでなく、現実の中でゲームをすることへと導く。ARG(Alternative Reality Game 代替現実ゲーム)は部屋に閉じこもってゲームの世界にはまり込む若者たちを現実の世界へと連れ出そうとする。現実世界の中でゲームをすることへと引きずり込む。

第3部では、それで世界を変えようとするゲームを紹介する。ゲームの手法をもって、現実を変えようとするそんなゲームがたくさん紹介されている。

特に第一部であがかれている「幸福論」は、どんな哲学や倫理学の本に書かれている「幸福論」よりもわかりやすく、実感をもって迫ってくる。

詳しくは「その2」「その3」と少しずつ紹介していくことにしよう。

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2012年09月06日

鶴見駅西口駐輪場完成はしたが………。

鶴見駅西口といえば、首都圏でもワーストにはいる駅前の自転車駐輪状況。歩きにくいったらありゃしない。

これをなんとか打開すべく、バスターミナルの上に、かなり規模の大きい駐輪場が完成した。

ところがところが、これを使えるようになるのは、来年の4月なんだって。一刻も早くあの自転車を何とかしてもらいたいと思っているのだが、どうなっちゃってるんだ?このお役所仕事。

そもそも、果たしてこれで、あの歩きにくい駅前広場の駐輪状況は解消されるのか? 駅前の不法駐輪を解消するには、かなり強権的に手荒にしなければいけないような気もするが、それに駐輪している人はナットクするのかどうか?
ここは高みの見物としゃれこんで、先ずは行政側のお手並み拝見と決め込むか。

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2012年09月05日

不法移住のルーツは1492年にありというわけです。

Facebook上でまわってきたものを紹介します。



つまり、Illegal Immigration (不法移住)」は1492年、つまりコロンブスの新大陸発見からはじまったというわけです。

そういえば、もともとそこに住んでいた住民にとっては
あいつらは新大陸発見だと喜んでいるが、ここはもともとずーっとここにあっただ。あいつらばかでね〜の。

というわけですよね。

 

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2012年09月01日

「僕とLEDの10年」 という東芝のCMは傑作です。

Facebook でシェアされてきました。
このCMは傑作ですね。



何度も見ているといろいろな発見がある。
下の子はツインですねとか。

このBGはなんという曲か? 歌手は? なぜ日本語の歌ではないのか?とかいう疑問も出てきます。

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2012年08月29日

鎌倉滑川でカルガモ親子を見つけた。かわいかった。

十二所での黙想明けに、十二所から鎌倉に歩いていたら、滑川にカルガモ親子を見つけました。小ガモの動きがとてもかわいくてつい見とれてしまいます。



こちらもどうぞ
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2012年08月28日

「テガミノキ」を別所温泉常楽寺で見つけた

信州上田別所温泉の常楽時で「テガミノキ」を見つけた。
初めは「この木なんだろう? あまり見かけない木だな」と近寄っていって、葉っぱを裏返したらビックリ。葉っぱの裏にはなんと字が書き込まれていた。

そういえば、葉っぱの裏に字が書ける木があったなと思いながら、でも名前が浮かんでこない。
それで、お寺の人に聞いてみた。
「あれですか。あれはテガミノキだとよんでいます。だれかが葉っぱの裏に字が書ける木だとご存知だったようで、裏に願いを書き出したら、それをみんながまねだしてああいうふうになりました。よく気がつきましたね」

もちろんその周辺には、なんの説明書きもないのに、手が届くところのほとんどの葉っぱのうらに字が書き込まれている。


帰ってさっそく調べてみた。あれは「タラヨウ」という名前を持っている木であった。
その説明によると、
葉の裏面に傷をつけるとその部分のみが黒く変色し、長期にわたって残るため、字を書いておくことができる。ここから、ジカキシバ、又はエカキシバともいわれる。戦国時代にこの葉の裏に文字を書いて情報のやりとりをしたという話もあり、これがはがき(「葉書」)の語源になったといわれ、葉書の木、郵便局の木と呼ばれることもある。

ということである。そうか「葉書」の語源となった木かということでナットクした。

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2012年08月02日

ルリマツリの花

鎌倉の八幡様の横の路地を歩いていたら、壁に一面のうすい青い花がたくさん咲いていました。壁面を覆い尽くす感じでした。


なんおはなかなとおもっていたら、そこにこういう掛札がありました。

この掛札によるとこの花は『ルリマツリ』マツリカの親戚なのでしょう。花の匂いがあるはずだけれど、匂いをかいでくるのを忘れた。
この掛札に感動しました。
自分の家の庭の見慣れない花や木に名前をつけるというところが、とてもえらいな〜と思います。

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2012年07月26日

7 Steps to Happiness(幸福への7つのステップ)

つい忙しくて心のゆとりを失ってしまっていたら、このブログの更新が半月以上止まっていました。すみません。

で、今日は「7 Steps to Happiness(幸福への7つのステップ)」です。


上から順に訳していきましょう



第1ステップ 考えるのをやめて、もっと感じましょう。
第2ステップ まゆをひそめるのをよして、もっとほほえみましょう。
第3ステップ 話すのを控えて、もっと聞きましょう。
第4ステップ さばくのをやめて、もっとうけいれましょう。
第5ステップ 見ているだけでなく、もっと行動しましょう。
第6ステップ 文句を言うのをやめて、もっと評価しましょう。
第7ステップ 怖れるのをやめて、もっと愛しましょう。


日本語に訳すとありがたみが減るような気がします。accept や appreciate を訳すいい言葉が日本語にはないですね。「受容」や「感謝」とはまたひと味違うような気がするので、友人からのアドバイスに従い変えてみました。。

私には特に第1ステップと第4ステップがむずかしそうです。あとは何とかできると思うのですが………。
それでも、私はもう充分に幸福です。

出典はここ。
Pedro Toru MiyanoさんにFacebook で教わりました。

そういえば、以前私の作ったメッセージシールを紹介したことがありました。そこに
HAPPINESS COMES FROM
FEELING DEEPLY,
ENJOYING SIMPLY,
AND THINKING FREELY.

という言葉がありました。あれとよく似ていますね。

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2012年07月11日

ホスピスのレスパイト入院は生と死の混じり合った河口の淀み

7月7日の朝日新聞 Be on Saturday の日野原重明さんの「100歳・私の証あるがまま行く」に「生と死が混じり合う人生の河口」という記事が掲載されていました。
そこでホスピスの「レスパイト入院」が紹介されていました。

 こうした中で有意義なのは、ホスピスやPCU(緩和ケア病棟)に短期間(1〜2週間)入るという新しい発想「レスパイト(respite)」入院です。英語で「現場を離れた一時的な精神の休養」という意味で、つまり患者は一時的な急速のために入院・入所し、そこで気持ちを整理して、いつでも死を迎えられる心の構えをするのです。
 英語にリトリート(retreat)という言葉もあります。日々の雑事から一時的に離れ、自然の中で心を洗い、生きる意義を感じることです。

 36歳の女性が、私の設立したホスピス、ピースハウス病院にレスパイト入院をしてきたことがあります。乳がんの手術を受けたあと、肝臓などに転移し、自分の命はそう長くはないと知ってのことでした。残される7歳と9歳の二人の男の子がそれぞれ20歳になるまでの、毎年自分の誕生日に「ママからのメッセージ」を渡せるように、それを画準備のために10日間入院したのです。彼女は2か月後、自宅でなくなりました。前日には美容院で髪をセットしてもらったそうです。
 人生という川の流れの行く先は、死という海です。河口の淀みは流れも緩やかで、海水が逆流し、生と死が混じり合います。ホスピスに入った患者は淀みの中で人生をふり返り、その先の生と死と向き合い、「まだやって行けそうだ」と思ったら、ホスピスから出て、「自分の死の終わりを作る」ことが可能です。レスパイト入院が日本で普及することを願っています。


 「レスパイト入院」を生と死の混じり合った河口の淀みにたとえたり、アン・リンドバーグの「海からの贈り物」をリトリートになぞらえたり、なかなかステキな表現です。
 カトリックの修道会が経営する「黙想の家」もこういうことを可能にする施設になることを望んでいます。

こちらにもあります




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