2012年04月03日

どこがおかしいのか、誰か教えてください。

これも facebook で「友だち」が教えてくれました。出典はここ。



どこかに矛盾があるのでしょうが、わたしにもわかりません。

 ロシアのカラシニコフ通信が伝えたところでは、この論文の執筆者は国立ヨハネスブルク大学教授のイワノフ・ボスコノビッチ博士。博士が夢の中で見た式を枕もとのメモに書き残し、翌朝この式を少し変形させたところ、2=1という結論に結びついたという。
 博士は翌日から同僚や指導している学生たちにこの式を見せ、反証を求めたが、誰にも証明ができなかったため、論文として英数学誌「マスマティック・ロジスティック」1月号に投稿。以来世界中の数学者がこの論文の反証を試みたが、9月現在いまだに完全な解答と呼べる論文は出ていない。
 「マスマティック・ロジスティック」誌の編集長であるジョン・ロック氏は「ボスコノビッチ博士の論文自体はいたってシンプルで、掲載された式だけならば中学生でも理解できる。しかし、それが誤りであることを証明するには非常に高度な数学の知識を必要とするため解明にはまだまだ時間がかかるだろう」と語る。


でも、こういう【不思議】は大好きです。

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2012年04月02日

日体大「集団行動」のみごとさとおかしさ



これはすごいですね。みごとというかおかしいというか、それをまじめくさってみながみごとにやってのけるところがスゴイです。

そういえば、私の母校の栄光学園は行進が好きで、体育祭になるとプロムナードという行進をブラスバンド部を先頭に全校生徒で行いました。
行進は足をそろえないとヘンなのですね。ひとりだけとても目立ってしまう。

これはFacebook で「友だち」が紹介していました。

これを見て楽しむ側から、これを企画し、演じて、人を楽しませる側になりたいと思う私です。

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2012年03月31日

名曲ベストヒット歌謡60's & 70'sにみる「おんなうた」の多さ

録画してあった「名曲ベストヒット歌謡60's & 70's」(120329木 7 channel 午後7:58〜10:48)を妻とともに見た。1960年から1979年までの歌謡曲ヒット曲のベストファイブを次から次に聴かせる3時間近い番組でした。
私はそのほとんどすべての曲を知っていました、この番組は明らかに私の世代つまり団塊の世代を対象にした番組だなといっしょに見ていた妻と共に話していました。
妻はこの種の歌謡曲の番組とか素人のど自慢が大好きです。そういえばこういう番組がまたふえているのかもしれません。

これらの歌謡曲を聴いていて、あることに気づきました。
女の気持ちを男の歌手が歌う「おんなうた」、男の気持ちを女性歌手が歌う「おとこうた」がとても多いのです。外国にはこういう歌はそんなに多くはないらしく、日本の演歌の特長の一つだとも聴いたことがあります。
最近の若い歌手の歌にもこのような「おんなうた」「おとこうた」は少ないですね。

このあたりをどなたか分析して解き明かしてくださるとありがたいのですが………。

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2012年03月27日

高山右近列福祈願溝部司教講演10分短縮バージョン

2012年2月5日に大阪玉造教会で行われた『ユスト高山右近列福祈願シンポジウム』から溝部脩司教の基調講演『現代に響く高山右近の霊性』を10分にまとめたものです。
主催企画 大阪教区高山右近列福推進委員会 撮影編集 SNN(SIGNIS GOODNEWS NETWORK)です。



私もこの講演会を取材・撮影しに大阪に行き。実際にビデオで講演を撮影に預かりました。溝部司教さんの話はなかなか内容が豊かで充実した講演でした。
この10分バージョンもなかなかみごとな出来映えです。よくぞコンパクトにまとめてくれました。SNN に感謝です。
個人的に、荒木村重事件の時の右近のとった態度についてお話しされたところがとてもよかったです。
ちょっと心配なのは、あまりにコンパクトにまとめられているので、1時間版を見なくてもいいと思ってしまいそうなことです。もっともっとたくさんいいことを話されているから、ぜひ1時間バージョンも見てほしいのですが、そこまで導かれるかどうか?

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2012年03月25日

BEAT Seminar に参加しに東大に行きました。

BEAT Seminar に行ってきました。
懐かしの東大本郷キャンパスの赤門近くの福武ホールで、東大情報学環とベネッセが主催するセミナーでした。福武ホールというのはベネッセが寄付してできたホールなのか?それとも昔福武直という社会学の先生がいたけれど、その先生を記念して作ったホールなのか………。調べてみたら前者でした。
まそれはともかく、今回行ったセミナーは「ソーシャルラーニングとこれからの人材育成」というとても興味あるテーマに引かれて参加しました。
1月にフロリダ州オーランドで開催された Interactive Connection 2012 とどこか共通しているようなテーマでした。
参加者は150人くらい、見渡したところ私が最年長だったかもしれません。

最初に3つのプロジェクトが紹介されました。
一つ目は、Facebook 上で行うゲームアプリを使って数学学習支援をするというものです。
二つ目は、小論文学習をやはり Favebook を使ってするプロジェクトです。
三つめは、高校生の進路選択を Facebook を使って支援するプロジェクトです。
つまりいずれも Facebook 上に、学習コミュニティを作って、学習者同士、または外部のサポーターやファシリテーターとの対話のもとに学習を進めるというプロジェクトで、そのツールとして Facebook を使うというものでした。なるほど、こういうふうに使えるんだと目がひらかせられた思いでした。

休憩後に、妹尾堅一郎さんの「先端人財育成モデルのイノベーション」という講演がありました。とても刺激的な講演でした。日本の企業が海外でどんどん競争力を失っているのは、これまでのImprovement モデルでは対応できなくなり、Innovation モデルへの転換に失敗したからであるといい、その Innovation モデルを創造できる人財をどのように育てるのかという話しでした。
ともかくいろいろと刺激的なトピックスをいくつか仕入れました。それについてはおいおいと紹介していこうと思っています。

島根県隠岐の島島前高校の藤岡慎二さんから、海士町の地域興し、高校魅力化プロジェクトの紹介もありました。隠岐の島の海士町というのは前に紹介したことがあるが、五島列島小値賀島とともに離島振興のモデルとなっているところです。これもとても惹きつけられました。

パネルディスカッションも面白かったです。とてもレベルの高いディスカッションだったと思います。
学習のためにあるいは学習者のネット上のコミュニティを作るために Facebook などのソーシャルネットワークをどう使ったらいいのか、私も問い続けていきたいと強く思っています。
学ぶことがとても多かったので、次回もまた参加しようと思いました。

東大の赤門付近はとても変わって新しい建物がたくさんあったが、私がかつて学んだ教育学部の建物はずっと昔のままだった。時間がなかったので中には入らなかったのだが、今度行くときには教育学部をたずねてみよう。考えてみたら、これは教育学部が行っているのではないのですね。お株を奪われているみたいです。


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2012年03月24日

アイディアに行き詰まったときにはオズボーンのチェックリストがいい

何か問題解決に取り組んでいるときに、行き詰まったら、オズボーンのチェックリストによって考えてみたらいい。
それは以下のような点について、思い巡らしてみることである。

オズボーンのチェックリスト法のやり方

アイデアのテーマや対象を決めて、以下のチェックリストの項目のそれぞれに対してアイデアを出していきます。より詳しく発想していきたい場合は、上記の詳細なリストを見ながら発想を膨らませていきます。

・他に使い道がないか?
・他に似たものをさがしてみたら?
・変えてみたら?
・拡大したら?
・縮小したら?
・置き換えたら?
・配置や並びを換えてみたら?
・逆にしたら?
・組み合わせてみたら?

また、このオズボーンのチェックリスト法をボブ・イバールが改良したSCAMPERという7つの質問リストもあるので、ここで紹介しておきますね。このSCAMPERというのは、それぞれ質問のキーワードの頭文字をまとめたものです。

・Substitute(入れ替えたら?)
・Combine(統合したら?)
・Adapt(応用したら?)
・Modify(修正したら?)
・Put to other uses(使い道を変えたら?)
・Eliminate(取り除いたら?)
・Rearrange/Reverse(並び替えたら?逆にしたら?)


「オズボーンのチェックリスト」というのをキーワードにして探すとけっこうたくさんのサイトが引っかかります。
 私は以前「オズボーンのチェックリスト」についてどこかで聴いたことがありましたが、私がかつてたずさわったことのある「情報」の教科書を出版している会社のメールマガジンの「編集後記」に紹介された内容でふたたび教えられました。
 いつもこの「編集後記」からはけっこうたくさんのブログネタをもらっています。
 これからもどうぞよろしく。

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2012年03月22日

「までい」というステキなことばを知りました

「までい」という福島県のことばはステキな意味を持っています。

”までい”とは・・・ 「真手(まて)」という古語が語源で、左右揃った手、両手の意味。それが転じて、手間ひま惜しまず丁寧に心をこめて つつましく という意味で現在では東北地方で使われている方言です。


特に福島県飯舘村が震災前からこのことばをスローガンに町づくりをしてきたとのことです。そのHPによればこの村は「までいライフ宣言(the Declaration of MADAY LIFE)」をしていて、MADAY というのは MOTTAINAI と同じように国際語になっているらしいです。

その宣言は次の5つからなっています。

宣言1 人と地域の繋がりを“までい”に
宣言2 からだと大地を“までい”に
宣言3 家族の絆を“までい”に
宣言4 「食」と「農」を“までい”に
宣言5 人づくりを“までい”に


ね、いいことばですね。この震災がこんなステキなことばを発掘してくれました。

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2012年03月18日

釜石ベース「フィリア」への提案

たった3日の滞在なのに、こんな生意気な提案をする失礼をお許しください。
釜石ベースでのフィリアの活動は私にはとてもステキな体験でした。それで、それをもっとステキにするためにいくつか思いついたことを書きます。

まず第一に、仮説のフィリアでお食事会を企画してはどうでしょうか? 昼食でも夕食でも、カレーパーティでも焼きそばパーティでも、豚汁パーティでもみんなで美味しく食べられることがサイコーのご馳走です。食事を一緒にしながら傾聴するという訓練が必要かもしれません。
最初はベースのほうで準備するのでしょうが、そのうち料理をもちよってくれたり、そのうち料理に参加してくれるように、さらに自分たちでこういう交わりを企画できるようになれたらいいとおもいます。

第2に、きょうはキルトを作ります、今日は誰でもできる手品をします、きょうはカラオケをしますというように、目玉のアトラクションをできるようになるといいですね。戸別訪問のときにさそいやすくなります。「そんならいってみようかな」という気にさせるものは何でしょうかね。

第3に、ひとりひとりが小さなパーツをコツコツとつくっていって、それをつなぎあわせて何か大きいものを作るというのはとてもいいことです。いわば、パッチワークですね。もうすでにキルトでやっていることなのかもしれません。

第4に、第3で書いたことの延長です。どこかで災害があったときに、被災者への励ましになるものをみんなでつくっておくるといいとおもいます。そのときに自分たちがこういうものやことが嬉しかったとか、こういうものが欲しかったというものが見つかればそれを作ればいいわけです。「被災地」だからできることですね。

第5に、おばあちゃんに郷土料理の作り方を聞いたら、すぐに次の会にその材料を揃えて、実際にそれを作るというのはいいとおもいます。昨日私たちは、日向みなしで「みずきだんご」と「しっとぎ」なるお菓子をおそわりました。とても美味しそうでしたので、このつぎには実際にそれを作るように材料を準備してできたらいいと思います。

どうでしょうか?
実際にそれをするのは私ではないという気楽さと無責任さでこれを言っています。お聞き苦しかったら、ごめんなさい。
私はかならずまた行こうと思っています。今度は夜行バスにするかな。

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2012年03月16日

釜石で体験したこと

3月13日から、17日まで釜石にいきました。釜石教会にあるカリタスジャパンの救援ベースを拠点にいくつかの支援活動にさんかしました。

14日は被災地の視察にいきました。大槌町、陸前高田、大船渡をたずねました。大槌町では大槌城址に登って町を一望しました。陸前高田では津波に襲われた体育館がそのままの形で残されていました。そしてあの一本松はすっかりかんこうちのひとつになって観光バスがひっきりなしに訪れていました。
また、九州の教会が応援して設けた大槌ベースと大阪の教会が支援している大船渡ベースにもよりました。北海道の教会が支援している宮古ベースにもいきたかったのですが、そこまで足を伸ばせませんでした。

15日は、写真洗浄の仕事に参加しました。といっても洗浄の仕事をしていたわけではなく、洗浄した写真を展示している会場の受付にいました。ほとんどが津波で家を押し流されたり、家族をなくしてしまった人なのでしょう。身寄りの人の写真をいっしょうけんめいさがしておられました。
会場にこられた方々が身寄りの方の写真を見つけたときのうれしそうな表情が印象的でした。

16日は、日向(ひかた)みなしのフィリアにいきました。地域の集会所で開く「お茶っこサロン」に住民の方をお招きして、一緒にお茶を飲みながらおしゃべりしました。お茶の道具だけでなく、手芸用品や子供のおもちゃを持っていって、一緒に楽しむ集まりです。
ここは仮設住宅ではなく、普通の団地なのですが、被災地のかたが多く移り住んできた土地です。それだけになかなか難しいところがありました。。
私ともう一人の女性は組みになって団地を戸別訪問して、お茶っこサロンでお待ちしていますとお伝えしました。
半数の家からはなんらかの応答がありました。ドアフォンで「カリタスジャパンです。こんにちは。本日集会所でお茶っこサロンを開いています。どうぞお出かけください」とご案内しました。
ほとんど半数の家からは応答がありましたが、実際に集会所にこられたのは15名くらいでした。そのうち子どもは4人でした。
午後、わたしは子供達の相手をしていました。持っていった「カンタン笛アラカルト」を使って子どもたちと遊びました。

こんなことを言うと不謹慎かもしれませんが、わたしは釜石での生活をエンジョイしたと思います。被災地の方とのふれあい、ボランティアとの出会い、釜石教会での祈りとミサ、そしてベースでの美味しい食事、さらに言えば往きの東北道での自動車事故さえも実はエンジョイしたとも言えるような気がします。
また来ようとおもっています。

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2012年03月15日

釜石に行く途中東北自動車道で

事故は東北自動車道宮城県南部の村田インターのちょっと手前で起きた。被災地の釜石に向かう途中の12日午後4時ころのことである。親友とふたりでスズキのスイフトというクルマに乗っていた。運転していたのはその親友のほうで私は助手席にいた。
2車線の左側の車線を高速で走行中、タイヤがスリップしたのか、突然ハンドルがぶれ出して蛇行をはじめ、ついに一回転、中央分離帯に衝突して止まった。
ちょうど遊園地にあるぐるぐる回るコーヒーカップに乗っているような感じだった。
身の危険を感じ、生きた心地がしなくて、この親友と死なばもろとも一蓮托生の運命で私の一生はここで終わりかという思いが瞬間的に頭をよぎった。
幸い横に車がいなかったし、後続の車も追突を避けてくれたので、大きな事故には至らず、乗っているふたりにも怪我はなかった。
車が止まったときに、ふたりで顔を見合わせ、生きていることを確認して胸をなでおろしたものである。
さて、中央分離帯に追突した車をどうしたものか。このままの状態でいるのは危険である。ここでも幸運なことが重なった。まず、車は前を向いてとまっていた。そしてエンジンをかけたらエンジンがかかり、ノロノロと動きだし、なんとか道のはじまで持っていくことができたのであう。
そこでエンジンは動かなくなった。ともかくも乗っている人を安全なところまで連れていくまではとエンジンが最後の力を振り絞って働いてくれ、それを無事に果たして息たえたという健気さに感激した。
幸運に幸運が重なって、私たちが生きながらえたことは、奇跡的というか、「お前たちをここで死なせるわけにはいかないんだ。まだまだ働いてもらわなければならないのだから」という神さまの特別な配慮を感じたのである。

すぐに警察に連絡し、次に JAF にレッカー移動を頼み、つづいて保険会社に連絡をした。
事故は午後4時ころ起きた。警察がやってきたのは4時半くらいだったか、待っている間に雪が振り出した。

警察はまずクルマをより安全なところに押して移動させ、交通規制の標識を置いて発煙筒を炊き、衝突した現場を見て事情聴取をした。
レッカー車が来たのは5時半頃。受け入れてくれる修理工場を探して連れていってくれた。
事情聴取をされて、事故を再現するたびに、ぞっとする思いと生きながらえた幸運さに感謝する思いが交錯した。

事故処理をしてくれた警察官も、車をレッカー移動してくれたJAF の運転手さんも、そして修理工場の人も、レンタカーを運んできてくれた人も、私たちが釜石の被災地支援に向かう途中だったということを知って、とても親切だったことも印象に残っている。

保険会社が手配してくれたレンタカーが修理工場まで届けられたのは午後8時。これから釜石に向かうと到着が深夜になるし、雪が降っている慣れない道の夜間走行はやめようと、修理工場の人に近くの温泉を紹介してもらってそこで一泊することにした。

山の中に入るほど激しくなった雪の中を、宮城県柴田郡の笹谷温泉一の湯に到着した。
この大雪。明日が思いやられる。

ここ笹谷温泉一の湯は、芒硝鉄泉なる珍しいミネラル温泉なんだそうで、硫酸ナトリウムを主成分とする芒硝泉、二価鉄イオンを含む鉄泉、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどを含む塩化土類泉からなると書かれている。飲むと胃腸の働きを促進させるのだそうだ。


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2012年03月13日

谷崎神父の教会黙想会は歌もよかった

3月11日、鶴見教会で恒例の黙想会があった。だいたいどこの教会もクリスマス前の待降節とイースター前の四旬節に黙想会を行う。
だいたいが指導する司祭を招き講話を聴くというスタイルで、今回はコンベンツアルのフランシスコ修道会の谷崎新一郎神父さんが指導司祭であった。
第一講話では、ヨハネ15章1~10節「私はぶどうの木、あなた方はその枝である」という箇所を解説しながら、鶴見教会の年間テーマ「私たちの教会」の姿をめいめいが描けるように導かれた。
第2講話では、十字架の下にいるマリアをイメージするためにフランシスコの「祝福された乙女マリアのあいさつ」という祈りを紹介され、マリアを教会の母とする「新しい家族」のあり方について話された。
講話もよかったのだが、特によかったのは講話の最初と最後に歌われたギター弾き語りの歌であった。全部で4曲紹介されたが、いずれもシンプルでとても歌いやすく覚えやすく、いい歌であった。
なかでも「アシジのフランシスコの思いに乗せて」という副題の「あなたは愛」は最高の曲であると思った。これはあの塩田泉神父作曲の「キリストのひかり」にも並ぶ傑作だと思う。
同じメロディを言葉をすこし変えるだけで何度もくりかえして歌うことのできる歌いやすさ、輪唱風にわかれて歌えることがとてもいい。
谷崎神父が歌ってくれた後半の2曲はビデオにとったので、許可を得て近いうちにYouTube にアップできるが、一番最初のこの歌は残念ながらとりはぐれたので、音符画像を添付することにする。

谷崎神父さんにCDを出していませんかと聞いたら、残念ながら出していないとのこと、どなたかプロデュースしませんか?

ちなみにこの谷崎神父さんは、歌の作曲、ギターの弾き語り、そして、声のよさだけではなく、イラストも文章もとてもお上手です。本人は若い時に総合芸術家になりたかったと言われるくらいですから。現在は「聖母の騎士」という雑誌の編集をされております。中学や高校の女子校にもおすすめです。

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2012年03月07日

「授業で使える20のウェブ教材」は使えそうです

アメリカの友人から、こんなウェブサイトの紹介がありました。このなかには授業などで使ったら、とても面白そうなものがたくさんありそうです。
1月にフロリダのFETC(Florida Education Technology Conference)にいったら、こういう「授業に役立つ10のウェブサイト」とかいう報告がとても多かったです。

20 Little-Known Web Resources For Teachers

AWW(A Web Whiteboard), Twiducate(Twitter in the classroom), ZooBurst(Digital Story Telling), BO.LT,などなど、とても面白そうです。
こう言うのを気軽に使えるようになると教育現場の IT もホンモノだと思うのですね。

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2012年03月05日

聖アウグスティヌスの愛の祈り または「泣かないで」の祈り


死はとるにたらない。私は別の側に移っただけ。
私は私だし、あなたはあなたのまま。
私たちは、私たちがお互いにとってそうだったものであり続けます。
私を、あなたがこれまで呼んでいた名で呼んで。
私にこれまでのように話しかけて。
いつもと違った調子で話しかけないで。
私たちを笑わせたことを笑い続けて。
祈って、ほほえんで、私のことを考え続けて、私といっしょに祈って。
私の名前がうちのなかで、重々しい調子や暗い調子でなくて、
前と変わらず呼ばれますように。
人生は、これまでと同じ意味を持ち続けます。
これまでどおりです。糸は切れていません。
どうして私があなたの思いの外へ出てしまうことがあるでしょうか。
どうして私があなたの目の見えないところにいるというだけのことで。
私は遠くにいるわけではありません。
道の反対側にいるだけです。
ほら、すべてうまくいっているでしょう。
あなたは私の心をまた見つけるでしょう。
その中で純化した優しさといっしょに。
涙を拭いて。もし私を愛しているなら、泣かないで。
  出典「ヨーロッパ死者の書」(竹下節子著 ちくま新書 12P)


私の母の死を知らなかったと言って、友人から贈っていただいた『祈り』である。
この祈りはフランスでも葬儀の時に読まれるそうです。
英語訳も紹介してくれました。



? Death is nothing at all, I have only slipped away into the next room.
I am I, and you are you.
Whatever we were to each other, that we still are.
Call me by my old familiar name, speak to me in the easy way which you always used, put no difference in your tone, wear no forced air of solemnity or sorrow.
Laugh as we always laughed at the little jokes we shared together.
Let my name ever be the household word that it always was.
Let it be spoken without effect, without the trace of a shadow on it.
Life means all that it ever meant.
It is the same as it ever was.
There is unbroken continuity.
Why should I be out of mind because I am out of sight?
I am waiting for you, for an interval, somewhere very near, just around the corner.
All is well. ?


竹下節子さんはブログでこんなことも書かれています。
死は「新たな出会いである」というメッセージを含んでいるところにとてもとても共感しました。

その『ヨーロッパの死者の書』を書いてから現在までの間に私は両親を次々と亡くしましたが、両親が別の形ですぐそばにいてくれることは実感しました。生前、日本とフランスにわかれていた頃よりもずっと近くの感じです。
私には死者が勝手に千の風になって吹き渡るとは思えませんが、互いに思いを残した者同士が想起し合うとき、生きていた時のさまざまな障害(距離とか病気とか老いとか・・)を越えてより親密な深い場所で何かが起こるような気がします。両親との「別れ」はその意味で「新しい出会い」でもありました。その「出会い」からずいぶん力をもらえたようにも思います。


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2012年03月02日

「生きた、愛した フランシスコ・ザビエルの冒険」を読んだ

「生きた、愛した フランシスコ・ザビエルの冒険」(矢代静一著 角川春樹事務所刊 1996年)を大学の図書館から借りて読んだ。なかなか読み応えのある作品だった。

「Book」データベースには以下のような紹介が載っている。

 人間、ザビエルの波瀾万丈の生涯。バスク、ローマ、パリ、リスボン、ゴア、マラッカを経て鹿児島へ。16世紀の大航海時代にたった一人で西洋の「心」を東洋へ運んだ男の生涯を描く、渾身の書き下ろし。


 著者は、最初ザビエルを日本に連れてきたアンジェローという日本人が気になり、彼を主人公にして戯曲を書こうとしたという。このアンジェローはヤジローともアンジローともいわれ、鹿児島で人殺しをして逃亡のために日本を脱出した男である。しかし、アンジローを描こうとすると当然ザビエルも描かねばならない。最初は聖人は苦手だと思っていたが、書いているうちにザビエルの個性にひかれていき、ザビエルを訪ねる旅に出た。そしてすっかりザビエルの虜になって、書いた小説であるという。

 ザビエルはここでは、純朴でガンコでカタブツではあるが、俗っぽいところがほとんどない人物として描かれている。そしてその周辺にいる人物もそれぞれ個性が浮き彫りにされる。いずれもザビエルと出会わなかったら、どうということのない人生であったにちがいない。ちょうどイエスを囲む弟子たちみたいな存在がザビエルの周辺にいるような感じである。

 私がこの本で興味を持ったところは、やはりイグナチオ・ロヨラとの出会いとイエズス会の結成、そして「イグナチオの霊操」について書かれたところであった。
 「霊操」についてこの書ではなんとミケランジェロにかたっているのである。

「尊敬する友人、イグナチオ・ロヨラに導かれて。僕は『霊操』を行っています。3年前からです。」
「霊操とはなんのこった。耳馴れない言葉だ。」
「スピリチュアル・エクササイズ。霊的練習のことです。ま、祈りの手引き書と言ってもいいと思います。ロヨラは軍人であることをやめたのち、マンレサの村はずれの洞窟でなんと1年も祈りと苦行に徹し、ついに神秘的体験をし、霊操を編み出したのです。」
「具体的に頼む。」
………………………………
「まず、第1週。邪悪な欲望を取り除くため、これから生活の反省をします。第2週、清められた心で貧しいキリストに倣うことを誓います。次に王たるキリストに従う私たち兵士は、第一にこの世の富に対しての、清貧、第2に現世の空しい名誉に対しての軽蔑、第3に傲慢に対して謙遜を武器として団結し、「悪霊の国」と戦う決意をします。そして第3週、キリストが生涯、とくに受難に際して、清貧、軽蔑、謙遜の道をどのように歩み、十字架上で死去なさったのかを黙想します。最後の第4週では、キリストの復活を黙想し、永遠の国をめざして旅立つので、以上であります。」
 ミケランジェロは子どものように手を挙げた。
「よく飲み込めませんが、それで、先生はその1か月の修行のあと、キリストの兵士になれたのでしょうか?」
 ザビエルはつらそうな表情になって、首をゆるやかに横に振った。
「おやおあ、正直なお坊ちゃんだ」
 軽口こそたたいたが、さびしい表情でザビエルを見つめた。
「いずれにせよ、聖書を直い心で読んで、ルカ伝ならルカ伝の第1章を読み終えたら、いろいろと思い巡らすことだと思います。そして、書かれている背後に映る神の愛、寛大さなどを心の目で見る。いいえ、神に見せていただく、これが観想ではないでしょうか。僕はまだ迷える小羊ですから、霊操の神秘性についてはこれ以上のことは申し上げられません。」


 ザビエル(1506〜1552)はミケランジェロ(1475〜1564)と同時代人だから、ローマにいたときに交わりがあっても不思議ではない。この小説ではミケランジェロとザビエルとが不思議な縁で結びつく。
 娼婦マリーとの会話の部分もザビエルらしい。

「あたいは神様のことなんか教えてもらいたくないね。教えてもらいたいのは、あんたの心だ。いや、体だ。売ってくれるのかい、あんたのからだをあたいに!」
 必死になって返事を求めているのが、彼女の息遣いから分かった。沈黙。サビエルはやっと答えた。
「………あのね、僕の君に対する愛情はアガペなんです。」
「アガペ? 何語よ。スペイン語?」
「ギリシャ語です。献身的な藍というか、賛美というか、謙虚というか、無償というか、つまり自分で言うのはおかしいけれど、自分を低くして、君に対してすべてを奉仕しようとする純白の愛情です」
「むずかしくてよく分かんない」
「つまり、あくまで形而上的な愛情なのです」
「要するに抱いてくれないっていうわけね」
「………うん、まあ、そうだと思いますが、………分からない」
 それは23歳のうぶな若者の本心だった。
「あんた、あたいのこの気持ち、まるで分かろうとしない。自分のことしか考えていないんだ。こんな煮え切らない男って大嫌い、弱虫!」
 マリーは平手打ちをザビエルの頬に何遍もくれた。ザビエルは目をとじた。耐えた。痛みに対してではなく、おのれの優柔不断についてだ。
 マリーのすすり泣きが聞こえる。やがてそれも終わった。


 私は、その場面が入門講座や授業などでそのままプリントにできるようにと、できるだけ原文の味を損なわないように引用している。それで引用が若干長くなることがある。これも2度入力しなくてもすむようにするサービスのつもりである。

こちらの方もどうぞ。


 
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2012年03月01日

「ハビアン ー藍は藍より出でて」を読む

 前に「不干斎ハビアン−神も仏も棄てた宗教者」(釈徹宗著 新潮社刊 2009年1月刊)を紹介した。この人物には興味を持っていたので、大学図書館で見つけた「ハビアン ー藍は藍より出でて」(千草子著 清文堂 1991年刊)を見つけたときはうれしかった。

 『天草版平家物語』の作者である不干ハビアンは、“転びイルマン”の烙印をおされ数奇な運命を辿ったというということは前述のブログを見てほしい。
 この書の物語は、彼が著すキリシタン護教書『妙貞問答』に資料を提供する清原枝賢の娘「雪」を軸に展開する中で彼の人生を解き明かす。
 ただし、この書はハビアンが「妙貞問答」を書き上げるまでで終わっている。つまり彼がキリスト教をすてる場面はここにはない。

 この書の副題「藍は藍より出でて」は「妙貞問答」の「神道之事」に出てくる言葉から取ったものである。普通は「青は藍より出でてて藍より青し」であるのだが、作者は原文のままを使っている。「藍」は「愛」に通じると思ったからであると述べている。
 著者は国語学者。国語学的に「妙貞問答」を研究しているうちにハビアンに引かれて小説を書きたくなったということである。

 ともかく、この書は続きが書かれなければならない本である。ハビアンがなぜキリスト教を捨てたのかというのが私の最大の関心だったのだから………。いつまでもこの本だけだと欲求不満に陥りそうである。

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2012年02月28日

小田原教会のホームページ作成支援にいきました



2月26日にカトリック小田原教会に「教会ホームページ説明会」にSIGNIS のなかまと二人で行ってきました。
友人のKさんをとおして、小田原教会の信徒会長さんよりSIGNIS に依頼があったものです。

10時のミサの後、11時半くらいから教会の聖堂で説明会が行われ、参加者は15名くらいだったか。
後半には主任司祭の岡村神父様も参加されました。

ひとりがPCで教会横の幼稚園から借りてきたプロジェクターに PowerPoint を投影しながら私が説明しました。

それから、
教会ホームページは福音宣教のためのホームページであること
教会で個性あるおもしろいホームページを作るために
信徒の信仰をもって生きる生き方を紹介すること
「地域と教会」について情報発信できること
女性のセンスが活かされること
YouTube 映像などの動画を取り込んで、福音情報を発信できること


などを強調しながら、

SNN の作ったホームページや Wordpress で作った多摩教会FMM などのホームページ
百合ヶ丘教会の「ゆり子さんシリーズ」


を紹介しました。
また、説明の中で、教会ホームページの進化の3つのステージがあるという話しをしました。

第1ステージは、教会内のコンピューターやインターネットの技術者が先進的に立ち上げ、制作者の個性や考え方が色濃く反映されている
第2ステージは、公式ホームページがつくられ製作ならびに運営・保守は業者に発注。見栄えはいいが中味がない。
第3ステージは、初期設定は専門家が行うが、ホームページの作成・更新は Wordpress を使って教会の広報部で行う。信徒自らが更新できるようになる。
「小田原教会は、いきなり第3ステージです。こういうのがあとから来たものが先になるという例です。」といいました。


できるだけわかりやすく説明したつもりですが、それでもどこまで分かっていただけたか、ちょっと不安です。
1時間くらいの説明を終えたあとに、いくつかの質問がありました。
ほとんどがセキュリティとかプライバシーの保護に関する質問でした。

私は首から上が写っていない写真や顔がぼやけた写真なんかつかわずに、笑顔と喜びのあふれた表情がいっぱいあふれているホームページであってくださいとあえて言いました。

あとで、主任司祭の岡村神父さんや何名かの信徒の方たちと一緒にランチを取りながら、懇談しましたが、説明会の内容はおおむね好評だったようです。
3月に信徒総会があるので、そこで正式に決定して発注ということになるそうです。

こちらにもあります

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2012年02月24日

「アルペ神父とともに祈る」から「お話しください、主よ」

いま鎌倉十二所のイエズス会修道院黙想の家にいます。そこで宿直の当番をしています。
そこの売店に「アルぺ神父とともに祈る」という本がありました。アルぺ神父の祈り集です。
ナカナカ素敵な本です。こんな祈りが目に留まりました。



18.お話しください、主よ。

私は信じます、主よ!
あなたが私という存在の最も奥ふかいところにおられるのを信じます。
お話しください、主よ。そのお言葉をあなたのしもべが聴いております。
あなたのしもべが聴いておりますので、どうかお話しください、主よ。

お話しください。
創造力のある御言葉を、
そのお言葉通りになる御言葉を、
この世を想像した御言葉を、
肉となりこの世を救った御言葉をお話しください。
私の魂の底にある同じ御言葉はあまりにも静かなのです。
何故かというと、私はそれを聞く価値がないからです。
しかし、御言葉の方が私に語りたがっているのです。
主よ、あなたによってすべてのものが創造されました。
私はあなたのことに耳を傾けたいのです。
世の始まりから存在した御言葉を聴きたいのです。

御言葉をおっしゃってください。
あなたを感じさせてください。あなたのしもべは聴いております。
あなたを聴きたいのです。どうかお話しください。

御言葉は聖霊に満ちています。
その聖霊は人に愛を吹き込みます。
愛は人の心の中に移っていきます。
なぜならば、愛は無限だからです。
私の心のように石のような硬く冷たい心から、
血の通った肉の心に変えてくださることを知っています。
それはイグナチオやザビエル、そしてテレサのこころのように、燃える心なのです。
今日の世界はこのような心を必要としています。
愛を求めているのです。

主よ、お話しください。
力に満ちた御言葉を。
それは私の内面を作り、
また、私の唇や良心にやってきて、私の存在のすべてを変質させ続けるものです。
それは間違いなく唸り声なのですが、同時に静寂にもなる御言葉です。
情熱的な激しいノイズを持つ者にとっても、内面世界が不調和な私のようなものにとっても聞こえるはずがないのですが、
それは非常に力強いものであり、その意味するものを形作り、私の内面に語ってくるのです。
ひとたび心と口を出た御言葉は、
魂たちを変質させ、人間の心に灯をともし、
「予想していたよりもはるかに多くの」作業を遂行させます。
また、力もなくだれからも助けを受けられないがゆえに
自分自身で動けない者たちに、新たな力を吹き込むのです。
御言葉は重い皮膚病のものの体を、生まれたばかりの赤ん坊のような新鮮な肉体に変えますし、
盲人が決して失うことのない光によって「見えます」と言ったことも、適切に説明するのです。
それはあなたの御言葉、あなたによって命を与えられた御言葉が耳には作用せず、心の内側に作用するからです。
そしてあなたご自身が、御言葉を聴こうとする者の中におられのです。
あなたは御言葉をどのように聞いたらよいのかを迷っているものや、あるいは聞くことを望まない者に対して、話そうとされるお方なのです。
私は創造的な効果を出すには年を取ってきましたが、私の奏でる声や耳にある鼓膜は、よく聞き取れなかったあなたの御言葉を、はっきり聴き取り伝える道具とされるのです。
主よ、私たちにお話しください。なぜならば、私たちはあなたの御言葉を聴くことを必要としているからです。
私たちにお話しください。あなたのしもべが耳を傾けています。


ペトロアルペ神父は前の前のイエズス会総長でした。終戦を広島で迎えられ、被爆した人たちを長束の修道院で手厚く看護されたという話も聞いております。
私はローマで1979年にペトロアルペ神父とお会いしたことがあります。CLCの世界大会の時でした。
日本語で語りかけてくれました。とても優しい方でした。
いま広島教区ではペトロアルペ神父の列福運動が始まっているそうです。

この本にはまだ素敵な祈りがのっています。
また紹介しましょう。

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2012年02月23日

泣ける感動ムービー 「僕を支えた 母の言葉」

Facebook で「宗教倫理教育担当者ネットワーク」のグループ(Good News FB) を作りました。
さっそくそこで流れた感動のムービーを一つ紹介しましょう。
ただ文字とBGだけのムービーですが、やはり涙なしでは見られない感動ものです。



いかがですか?
「宗教」「倫理」の先生たちは、このムービーを見てきっと「神さまの愛しかた」に似ていると教えるでしょうね。私もそうすると思います。
すぐれた映像教材だと思いました。

こういうのを発見したらすぐに共有することができるというのは、インターネットの BLOG や Favebook などのいわゆる SNS の特長でしょう。

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2012年02月22日

Good, Fast and Cheap -仕事の3つのタイプ

アメリカフロリダ州オーランドのスーパーでこんなパネル(下敷きかも)を見つけた。そこに書かれたメッセージがいかにも英語的でおかしい。



We do Three Types of Jobs Here....
Good, Fast and Cheap
You May Choose Any Two

If it is Good and Cheap, It Will Not Be Fast.
If It Is Good and Fast, It Will Not Be Cheap.
If it is Cheap and Fast, It Will Not be Good.

わたしたちはここで3つのタイプの仕事をしている………
よい、はやい、やすいの3つである。
あなたはこのうち2つを選ぶことができる。

もしもそれがよくて安いならば、それは速くないにちがいない。
もしもそれがよくて速いならば、それは安くないにちがいない。
もしもそれが速くて安いならば、それはよくないにちがいない。


日本語にしてしまうとおもしろさが半減してしまうが、英語だとそのおもしろさが伝わってくるのである。類推と対比の妙であろうか。

こちらにもあります



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2012年02月17日

「1つみれば分かる5つの合計」足し算の結果を予言する


1.相手に紙とペンをわたし、そこに任意の4けたの数を書いてもらいます。 例 3456
2.その数を見せてもらい、その紙の裏に次の数をメモしておきましょう。メモする数は、相手が書いた数字の頭に「2」を、末尾の数字から「2」を引いた数を末尾に付け加えた数字です。末尾の数が「2」だったら「0」、「1」の場合は「9」、「0」の場合は「8」です。
  例 23454
3.さて、相手が書いた4けたの数に戻ります。相手が書いた4けたの数の下にけたをそろえて、もう一つ別の4けたの数を書いてください。数字はなんでもいいです。 例 2029
4.次は自分がある数を書きます。この例の場合ならば、     例 7970
5.また、相手に損したに次の任意の4けたの数を書きます。   例 1982
6.自分がある数を書きます。この例の場合ならば        例 8017
7.最初の数と 3.4.5.6 の数を全部足してみましょう。      
    例 3456+2029+7970+1982+8017=23454
8.するとあ〜ら不思議! 最初に書きとめた数になりました。


どうしてこうなるのか、わかりますか? そんな難しいトリックではなさそうです。
3.4.の数、5.6.の数をそれぞれ足すと 9999 になりますね。そこがミソです。



1.最初に考えた数を 1000a+100b+10c+d とします。
2.2回目に考えた数は 1000w+100x+10y+z+
3.自分のほうで書いた数は 1000(9-w)+100(9-x)+10(9-y)+(9-z)
4.これを足すと 
1000w+100x+10y+z+1000(9-w)+100(9-x)+10(9-y)+(9-z)
=9999
5.つまり 7.の数の合計は
1000a+100b+10c+d+9999+9999
=1000a+100b+10c+d+19998
=(20000-2)+1000a+100b+10c+d
=10000×2+1000a+100b+10c+(d-2)
となって、最初に紙の裏にメモした数になりました。


納得できましたか?

この「数の不思議」ネタは、「東大式科学手品 -タネも仕掛けもサイエンス」(東大奇術愛好会監修 主婦の友社刊)によります。この本はなかなか面白い本です。こういう科学マジックがいっぱい載っています。

こちらにもあります




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2012年02月16日

「1089」は不思議な数

1.好きな3けたの数を考えます。ただし、1のくらいの数と100のくらいの数は違う数字にしてください。 例 123
2.その3けたの数の100のくらいの数と1のくらいの数を入れ替えます。
   例 321
3.その2つの数のうち、大きい方の数から小さい方の数を引き算します。
   例 321-123=198
4.その答えもさっきと同じように、100のくらいの数と1のくらいの数を入れ替えます。
   例 891
5.さて、3で引き算した数と4で入れ替えた数を足しましょう。
   例 198 + 891 = 1089

この答えは、最初の数をいろいろな数に変えてしてみても、いつも答えは 1089 になります。
この数はいったいなにものなのでしょうか?

1.最初の数を 100a + 10b + c としましょう。
2.100のくらいと1のくらいの数を入れ替えた数 100c + 10b + a
3.大きい方から小さい方を引き算します
     ( 100a + 10b + c ) - (100c + 10b + a) = 99(a-c)
この数を3けたの数を表すように展開します。
     99 ( a - c ) = ( 100 - 1 ) ( a - c )
= 100 ( a - c ) - ( a - c )
= 100 ( a - c - 1 ) + 100 - ( a - c )
= 100 ( a - c - 1 ) + 90 + ( 10 - a + c )
5.最後にこの数の100のくらいと1のくらいを入れ替えた数を足すと
     {100(a-c-1)+90+(10-a-c)}+{100(10-a-c)+90+(a-c-1)}
=100{(a-c-1)+(10-a-c)}+90+90+{(a-c-1)+(10-a-c)}
=100 × 9+180+9
= 1089

この「1089」という数には、前にした「カプレカの数 = 6741」みたいな名前がついていないか探してみたが、見つかりませんでした。ただし、
この数を使ったマジックや手品があるようで、それらを「1089マジック」とか「1089トリック」とかいうようです。

1089 という数はどういう性質を持つ数なのでしょうか?
    1089 = 99 × 11 = 11 × 11 × 3 × 3 = 33 × 33

ちなみに「カプレカの数」というのを調べてみたら、6741 以外にもあるようなのです。これについては研究してみて、いずれまた報告します。

今回の「不思議な数」のネタ本は「あもしろくてためになる東大式科学手品 タネも仕掛けもサイエンス」(監修東京大学奇術愛好会 主婦の友社刊)です。この本もなかなか面白い本でした。

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2012年02月15日

God Bless the Whole World! No Exceptions!



フロリダ州オーランドのスーパーで見つけたステッカーです。これをみてアメリカはたしかにキリスト教国だなと思いました。

God Bless the Whole World! No Exceptions!
神は世界のすべてのものを祝福されている。例外はない。
神はつくられたすべてのものを祝福している。例外はありません。


こう言い切ることができるのは、信仰ゆえでしょうか。

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2012年02月13日

「天国を見てみたい」というカトリック百合ヶ丘教会のちらしのどうどうさ

たぶん20年くらい前にもらったカトリック百合ヶ丘教会のこのチラシにはビックリしました。その「天国を見てみたい」というキャッチコピーに度肝を抜かれた感じでした。こんなコピーをどうどうと案内チラシに載せる教会を本当に見に行きたくなります。



このチラシをもらったのは、いつのことだったか、覚えていません。
ただし、1989年3月31日、この教会の主任司祭であったボアベール神父さんが何ものかによって殺害された事件がありました。この事件はその後犯人が見つからずに「迷宮入り」した事件でした。
実は、私はこの事件のおこる1か月ほど前に横浜教区第二地区の集まりが百合ヶ丘教会でもたれたときに、自分の教会の代表として参加していてボアベール神父にお会いしていました。
そして、事件後何ヶ月かたって刑事が私の教会にやってきて、あの事件の前に百合ヶ丘教会に来た人は全員の指紋を採ることにしているから、協力してほしいと言われました。事件が解決したら、私のこの指紋はどうなるのですか?と聞いたら「廃棄します」というので、しぶしぶ指紋を採ることに協力しました。ところがこの事件は「迷宮入り」。とすると、私のあの指紋はどうなったのでしょうか?

話がそれました。
このチラシにあるデュポン神父さんは、ボアベール神父さんの後任として百合ヶ丘教会に来られたので、このチラシはあの事件のあとに作られたことになります。従ってあの「天国を見てみたい」は事件後にかかれたコピーなのですね。それを考えるとますますこのコピーのすごさに驚嘆します。

ところで、カトリック百合ヶ丘教会のホームページにある「ゆりこさんの初めての教会」という教会紹介はとても優れた教会紹介のホームページであるといつも見ながら感激しています。ぜひご覧ください。

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2012年02月11日

tagxedo というクラウドなデザインツール

IC2012 でフロリダに行ったときに教わった文字のデザインツールです。tagxedo といいます。自分で文字や言葉を選び、また抜き型を指定することができます。こういうのを作ります。



これを漢字を使ってやってみたら、何とかできるのですが、熟語はバラバラになってしまいます。でもひらがなは分解されないみたいですが………。
英語だとフォントはいくつか選べるみたいですが、日本語は選べないようです。



これって何に使うんだと言われると「う〜ん」なのですが………。

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2012年02月10日

「バス特」っていう割引制度知ってる?

バスにPasmo や SUICA で一定程度以上乗ると割引があるというのを知っていましたか?
私はこの前バスに乗ったときに、車内の掲示にこんなのがはってあって初めて知りました。



むかし、バスカードがあったころ、あれは5000円のバスカードを買うとたしか5650円分バスに乗れて、とても得をした気分になったものでした。ところがいつのまにかバスカードが使えなくなり、あれは実質的に値上げだと思っていたら、実はこういう割引になっていたというわけです。

でもこれってすごく分かりづらいです。
たとえば1か月にバスに1000円分乗ると、次の月の最初にバスに乗ったときに100円分割り引かれるということなのかな? 
かんがえてみたら一割引になるのだから、けっこうお得な割引制度ですよね。
でも、これを利用している人には、いついくら割り引かれたのが実感できないのですね。だからいつのまにか割り引かれているという感じで、お得感が感じられません。せっかくサービスしようとしているのに、それに気づかないなんて、えらく効き目のないサービスだと思います。
だからほとんどの人が知らないのですね。

あなた知っていました?

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実験社会科学というプロジェクトの「実験」を「倫理」の授業でやってみたい

 朝日新聞の2月5日「ザ・コラム」に根本清樹編集委員がこんなことをかいている。「政権交代次代の作法 いじわる合戦の果てに」という見出しの記事である。

 次の二つの選択肢のうち、読者のみなさんはどちらを選ぶだろうか。
 A あなたの年収は5万ドル、ほかの人の年収は2万5千ドル
 B あなたの年収は10万ドル、ほかの人の年収は20万ドル
 自分の実入りだけ考えるならBの方がいいに決まっている。ところが米国の某大学で院生や教師に聞くと、6割弱がAを選んだという。日本の某大学では7割超がAだったという調査結果もある。
 ほかの人が自分より高給取りなのは癪にさわる。我慢ならない。自分のほうが上であればこころ穏やかでいられる。そのためなら多少損してもかまわない。そう考える人がかなりの割合でいるらしい。
 この話は大阪大学社会経済研究所の西條辰義教授に教わった。
 「実験社会科学」という大きなプロジェクトを率いている。市場や政治、社会の仕組みを、文理を越えた学際的な手法で解明する。他人の足を引っ張る「いじわる」行為の研究もその一環である。


 なるほど、他人との比較というのが行動決定の際の重要なポイントになるというわけである。
 こういうことを研究しようとしている「実験社会科学」なるプロジェクトに興味を持った。
 続いてこういう実験も紹介されている。

 たとえば、二人でお金を出しあい、道路や橋といった公共財をつくるゲームで実験してみる。
 2人が手持ちのお金を出せば出すほど、それぞれが受ける恩恵も大きくなるように仕組んである。ところが実験結果を見ると出さない人がけっこういるという。
 相手だけに出させて道路や橋をつくり、その恩恵にちゃっかり自分も浴する「ただ乗り」行動である。
 自分が出さない分、出来上がる道路や橋は貧弱になり.浴する恩恵も目減りする。それでも相手を「出し抜く」ことの方を選ぶのである。
 西條教授はこうした傾向は米国や中国などの人よりも、日本人の方が強い。他国に比べ、日本にはいじわるな人が多い疑いがあるという。
 ただ、いじわる行動にも、回りまわって、取り柄らしきものがあるらしい。
 より複雑な別の実験によれば、ただ乗りをもくろむ人に対し、今度はその相手が応戦し、いじわるを仕掛けることがわかった。ずるは許せないとばかり、自分の損も顧みず足を引っ張るのである。
 ゲームをくり返すうち、ただ乗り犯も悟ることがある。こんなことなら相手を出し抜こうとするのはやめて協力しよう。というか、協力しないとあとが怖い………。
 この場合、いじわるは社会規範に反するただ乗りの処罰として機能していることになる。
 1回限りのゲームではなく、繰り返すなかから、当事者が学習するところに、この実験の肝がある。
 こうした学びのプロセスをへたあとだと、日本人は米国人より協力的になると実験結果は教える。
 「いじわるは協力の源泉になる」西條教授が導き出した洞察である。


 この記事はこのあと、日本の政治に目を転じている。「昨今の永田町で繰り広げられているのは、まさにいじわる合戦というほかない。自民党政権時代に生じた衆参のねじれから、政権交替をはさんで今日に至るまで、延々と」とのべている。
 これが「いじわるが協力の源泉となる」と展開していけばいいのだが、なかなかそうなりそうもないことを憂いている。
 私は高3の「倫理」の授業で「赤黒ゲーム」というのをやってきたが、あれはまさに「実験社会科学」だったんだと思い当たった。
 「実験社会科学」で調べてみたら、たくさんの「実験社会科学」の事例が紹介されていて、おもしろそうである。この中に「倫理」の授業でもできそうな「実験」がかなりありそうな予感がする。

こちらにもあります
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2012年02月08日

NPOカタリバの説明会に行ってきました。

昨日(7日)高円寺で行われた 「NPOカタリバ」の説明会に行ってきました。被災地の大槌町で行っているコラボスクールにいって、中高生たちの学習支援をできるのではないかと思っているので、たずねてみたのです。
カタリバが大学生や若い社会人を高校に送って、高校生たちと語り合う場を提供することをしているのは前から知っていましたが、わたしもこの説明会に参加したのです。
参加者は15名くらい、ほとんど大学生の若い人で、自分だけ場違いな感じでした。高校生たちと語り合えるようになるためのワークがいくつもありました。それから先輩の人たちの体験報告がありました。
私の属したグループの中に、カトリックのミッションスクールの卒業生が2人もいて、ビックリしました。「その学校にはこういう先生がいたよね」と名前を挙げたらまたまたビックリしていましたよ。
ともかく、若い人たちのきらきらした目に会って、元気をもらって帰ってきました。
カトリック学校でも、生徒たちにこういう機会を提供するために、カタリバをもっと利用したらいいと思いました。「もしも自分が高校生の時に、カタリバを経験したならば、自分の生き方が変わっていたかもしれない」という発言が印象に残っています。

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2012年02月03日

アテンダントの気のきいた対応に拍手!

アメリカに行く前の11月から Fecebook をはじめましたが、そのなかからこんな Good News が流れてきました。これをシェアします。



実際にあった話
50代とおぼしき妙齢の白人女性が機内で席につくと
彼女は自分の隣が黒人男性であるという事に気がついた

周囲にもわかる程に激怒した彼女はアテンダントを呼んだ

アテンダントが「どうなさいましたか?」と訊くと

「分からないの?」とその白人女性は言った
「隣が黒人なのよ。彼の隣になんか座ってられないわ。席を替えて頂戴」

「お客様。落ち着いていただけますか」とアテンダント
「当便はあいにく満席でございますが
 今一度、空席があるかどうか、私調べて参ります」

そう言って去ったアテンダントは、数分後に戻って来てこう言った
「お客様、先ほど申し上げましたように、
 こちらのエコノミークラスは満席でございました。
 ただ、機長に確認したところ
 ファーストクラスには空席があるとのことでございます」

そして、女性客が何か言おうとする前に、アテンダントは次のように続けた

「お察しとは存じますが、
 当社ではエコノミークラスからファーストクラスに席を替えるという事は
 通常行っておりません
 しかしながら、或るお客様が
 不愉快なお客様の隣に座って道中を過ごさざるをえない、という事は
 当社にとって恥ずべき事となると判断いたしますので
 当然事情は変わって参ります」

そして黒人男性に向かってアテンダントはこう言った
「ということで、お客様、もしおさしつかえなければ
 お手荷物をまとめていただけませんでしょうか?
 ファーストクラスのお席へご案内します」

近くの乗客が、歓声をあげるのを
その白人女性は呆然と眺めるだけであった
スタンディングオベーションを送る者もいた

コメントを日本語に訳されたのは宮本端さんです。

【人種差別に反対の人はシェアしよう】


このアテンダントの気のきいた対応に拍手!ですね。

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2012年02月01日

FETC 参加報告

 もうフロリダ州オーランドから帰っています。そういえば向こうのCNNテレビは共和党の予備選の放送ばかりしていました。

 ところでFETCという Conference について報告しましょう。
 FETC とはたぶん Florida Education Technology Conference だと思います。パンフレットのどこにもその説明を見つけられなかった。
 3つの基調講演(keynote general session)200の concurrent sessions, 130 workshops, 400 company のブースによって構成されています。そのなかには、近くの学校での授業参観や、Disney Apcot の夜のツアーなども含まれていました。とにかくスゴイ規模です。これはフロリダ州だけの conference というのだから。
 私が参加した sessions を紹介しましょう。英語がまったくわからずにちんぷんかんぷんのもありましたが。

●From Knowledgeable to Knowledge-able in New Media Environments
MICHAEL WESCH`s keynote session
何だかよく分かりませんでした。なんでも講師は文化人類学者だったそうです。
●Literacy in the Digital Age
●Online Communities of Practice : What Works?
●FBI -Free, Best Internet Sites TOP TEN WANTED
これはよく分かりました。参加者が次から次に出てきて、自分が面白いと思ったウェブサイトを紹介していくのです。
●Getting Started with iPads in the Classroom/School Settings
●Google Apps -Moodle Integration Possibilities
今回参加の一番の収穫は Moodle というソフトを知ったことでした。これ絵についてはあらためて私のブログで紹介します。

●Curriculum 21 : The New Literacies-Digital Global and Media
HEIDI HAYES JACOBS's keynote session
●How I Learned to Stop Worrying and Start Lovong Facebook
これはとてもわかりやすかったです。学校で Facebook をどう教えるかという実践報告でした。
●A Typical Day for Connected Students : Communicating and Collaborating
●Infuse Digital Storytelling Tools into your Curriculum with Kerproof
この Storytelling (ものがたり)のためのソフトというのもとても面白かったです。これは授業で使えそうです。
●The 10 Best FREE Web2.0 Tools for Teachers
●Closing Sessions APPS SHOOT OUT

これらのsession では「授業に役立つ10のソフト」みたいなものがけっこう多くて、そういうところはいかにもアメリカ人だなと思わせるものがありました。それらについてはあらためて検証を済ませたら少しずつ紹介していきたいと思います。

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2012年01月28日

情報化が教会にもたらす危機 Church's Crisis by Information Technology

IC2012の基調講演の中で、ライス神父(パウロ会)は、急速なる情報化の進展についていけない教会の危機を次のように指摘していました。

その「危機(crisis)」とは次のような性質を持っています。

Boiled Frog Problem
「Boiled Frog Problem」とは「カエルは熱湯に入れられるとすぐに死んでしまうが、水から徐々に温めていくといい気持ちになってでもそのまま茹で上がって料理になってしまう」ということを言います。「真綿で首を締める」みたいなことをいうのでしょう。
The far horizon problem
これはまだまだ遠くの世界で起こっていることで自分には関係ないと思っていることでしょう。
The Pace of change Problem
一方でこれは変化が速すぎてとてもついていけない問題ということです。

そもそも最大の危機は
Are we in crisis?
つまり、その危機に気づいていないことにあると言えるでしょう。

その「危機」とは次のように表現していました。

●Sexual abuse Crisis 性的濫用の危機?
  Loss of trust
  Loss of credibility
  Loss of resources bankruptcy 資源の破産状態?
●Vocational Crisis 使命感の危機
  precipitous drop in numbers of priest and religious
  Inability in stuff schools,parishner,hospital
  教会や学校や施設で働く司祭や修道者がこれについていけない
●Catechesical crisis 教えを伝えていく上での危機
  We have largely failed to pass on our faith
  Faith seems irrelevant
  Faith seems shallow
  信仰が浅く、現実離れしていく
●Attrition crisis 衰退の危機
  not became angry but became boring
  怒るのではなく退屈になる
●Leadership crisis リーダーシップの効き
  Shifting roles for bishops,clergy,laity
  司教、司祭、信徒の役割の変化
●Disunity crisis バラバラの危機
  We are no longer one church?
  Who's really Catholic?
  Ideology has replaced mission
  もはや一つの教会とは言い難い。誰がほんもののカトリックなのか?
●Victimology crisis 迫害と殉教の危機
  We are under attack by the media, the liberals, the government
  メディアや自由主義者や政府からの迫害を受けている?
●Resources management crisis 資源管理危機?
  Consolidation,redistribution
  Empty urban churches
  Encumbered by useless facilities
  意味のない道具で足手まといになっている


雰囲気がわかるでしょうか。ライス神父の話はとてもユーモラスで笑に満ちていました。
そのユーモアの意味はなかなかわからずに、疎外感に襲われるのですが、その雰囲気はわかるような気がします。
ただし、この話は次のように終わりました。

Even if true,so what?
Diminishes our responsibility


もしそれが本当だとしても、それがどうなんだ。
そういう問いに答えるかのごとく、かれはこう言って、話を明日につなぎました。

Crisis = danger plus opportunity
Why do we see only danger.


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posted by mrgoodnews at 13:15| Comment(0) | キリスト教の歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする